2ヶ月ぶりの東京研修へ|新幹線とき号が新しくなってた
Y.K
ウィザップは印刷会社です。
主力の印刷分野は商業印刷物。よって、パッケージや軟包装等とは違い、紙に印刷することがほとんどです。
その印刷事業には欠かせない「紙」に関するニュースが気になりました。
王子HD、三菱紙の議決権33%保有へ 経営強化へ資本・業務提携 (ロイター) – Yahoo!ニュース
王子HDの王子製紙と、三菱製紙といったら弊社でもよく使う用紙を扱っている会社です。
王子製紙だと「OKトップコート+」「OKトップコートマットN」「OKプリンス上質」「OK金藤+」「ミラーコート・ゴールド」等。
三菱製紙だと「ニューVマット」「パールコートN」「金菱」等。
この製紙会社の大手2社が提携するというのは大きなニュースです。
まだ具体的にどうなるかはわからないですが、少なからず弊社で仕入れる用紙にも影響が出るのではないでしょうか?
それにしても、ニュースの中にこんなことが書いてありました。
両社はこれまでも情報用紙分野や共同バイオマス発電事業の立ち上げなどの業務提携を推進してきた。しかし、少子化やIT化などで国内の印刷情報用紙の需要は過去10年でおよそ30%減少。一方、アジアを中心に海外企業が勢力を拡大、日本国内でも国外勢との競合が激化し、資源価格の高騰などとともに大きな経営圧迫要因となっている。
この10年間での印刷業界規模の衰退から見ても頷けるデータです。しかも用紙代は資源価格の高騰で年々値上がりしている。
印刷業界は厳しいですね。
ただ厳しいということが分かっている以上、やっぱり今までと同じことをしていては何も変わらないということを自覚して、考えて行動していかなければなりません。
この大手製紙会社2社も同じ想いで提携に至ったはず。
なるべく不毛な争いは避けたいと思いますが大きな会社であれば競合は避けられない中で、手を取り合ってやっていくというのは、その他の会社に対抗する手段だとしても今までとやり方を変えるという決断の表れです。
私達印刷会社も厳しいです。相当厳しいです。それを一人一人が自覚して行動しなければ何も変わりません。
具体的には社内改革だったり、業態を変えたり、やり方はいろいろあると思いますが、何かやらない事には失敗も成功もない。
変化を嫌うことも理解できますが、このままでは悪くなっていく一方です。
何も案はない、でも何も変えたくない、変わりたくない。それでは話になりません。
今後何かしらやっていくことになるとは思いますが、その時は協力して会社を良くしていこうと一人一人が自覚して行動できるようにしたいですね。