反面教師にすべき管理職の行動5選|管理職は自分がされて嫌だったことを自分は絶対にしない
Y.K
こんにちは。株式会社ウィザップ小池商店、小池です。
派遣社員としてお世話になっていた多田さんが、本日、2017年10月31日(火)で契約満了になります。
2016年の繁忙期には5人いた製版課が2017年には3人になるという事態に陥り、「このままでは回らないよ!」ということで、突如彗星の如くやってきた救世主、それが多田さんです笑。
(もちろん派遣会社さんにお願いしましたよ笑)
2017年1月から約10か月間人手不足のウィザップ製版課を支えてくれました。
「製版」って、一般的には知られていないお仕事内容なので、最初は多田さんも戸惑っていましたが、後々彼女の長所がすごく活きている職種だと気づきました。
この長所によって、製版課の私達もそうですが、前工程のDTP部もかなり助けられたと思います。
そんな彼女の強みは何かというと、
です。
製版作業の中でも「刷版出力」をしてもらっていました。
これは、次工程の印刷で使う刷版をCTPという機械で出力する作業です。
PCで指令を出して、機械が勝手に作ってくれるのでそんなに難しくはないんですが、一番大事なのは「目視検版」という検査作業です。
刷版にキズ、汚れがないか、データの不備がないかを、チェックシートを確認しながら検査するわけですが、この作業が抜きんでて優秀だったんです。
彼女は印刷業の経験は全くないですし、もちろん知識も有りません。
言われたことだけをすることしかできないのですが、「言われたことを忠実にこなす」という能力にも長けていました。
これって当たり前のことかもしれないですけど、誰もが分かると思いますが一番難しいですからね。
完璧にできている人って、ほとんどいないんじゃないでしょうか?
そして、「言われたことを忠実にこなす」にプラスして、少しでも「変だな」「おかしいな」「違和感があるな」と思ったらすぐに周りの人に知られてくれました。
私でも気づける自信のない事でも、気づける能力が彼女にはあったんです。
本当に鋭い「観察力」の持ち主です。
もちろん、そこに「経験」や「知識」があれば自分で判断して、仕事を進められるのでしょうけど、そんなものは後からついてくるものです。それよりも、多田さんが長けていた「観察力」で「気づける」事の方が重要なんです。気づけば「知識」「経験」のある人に確認してもらえば済む話ですから。
なんでそんなに見つけられるのか、本人に直接聞いたことがあります。
本人は、
「言われたことをすることしかできないから、当たり前だよ。それが私の仕事だから。」
なんて言っていました。
刷版の検査作業って、キズとか汚れはあまりなくて、前工程の人の作業で不具合が無いか見つけることの方が多いです。
このことから、何かあっても「自分のミスじゃないし」っていう気持ちになりがちで不具合を見落とす人も多いですが、多田さんはそういう気持ちでやっていないということが言葉の端々から感じ取れました。
ずっと派遣社員として様々な業種、職種でやってきた、多田さんの「プライド」のようなものも感じました。
経験も知識もない派遣さんだけど、私はほとんどの刷版出力作業を安心して任せることができましたね。
「経験」とか「知識」って私も重要だと思いますが、最も重要な事ではない。
「仕事に取り組む姿勢」とか「プライド」とか、そういうことはなかなか教育できないし、後から補えないことです。
仕事に対する「姿勢」とか「気持ち」が、作業のクオリティーに大きく影響しているということが良くわかりました。
派遣さんは選ぶことはできないですが、本当に多田さんでよかったと思います^^。
また何かあったときは、名指しで指名したいと思います笑。
多田さん、お元気で!また^^。