私は助っ人外国人
Y.K
こんにちは。株式会社ウィザップ小池商店、小池です。
毎日寒いですね。冬だから当たり前ですが。
NHKの天気予報を見ていたら今月いっぱいまで、少なくとも来週いっぱいはめちゃ寒いみたいです。
体調管理をしっかりして風邪をひかないようにしたいです。
今日は飾納・松納の日です。
お正月に飾った正月飾りや門松を外す日です。
6日に外す人も多いそうです。
お正月も終わりですね。(もうとっくに終わってますが)
紹介したことなかったと思いますが、私がウィザップでの通常業務として行っているのが
「製版」
に関する業務です。
製版についてネットで調べてもなかなかわかりづらい説明ばかりでした。(特にWikiは難しい説明です)
なので、私が私なりの解釈の元説明します。(厳密に言うと間違ってることとかあるかもですがすみません)
製版とは、印刷の前段階の工程です。
ウィザップのワークフローで言うと、
お客様 → 営業 → DTP → 製版 → 印刷 → 製本 → お客様
真ん中の工程ですね。
まず、営業がお客様からいただいた要望や原稿を元にDTPで印刷するデータを作成します。
そのデータを印刷機で紙に印刷するわけですが、ウィザップの印刷方式であるオフセット印刷では、家庭用やオフィス用のプリンタ機器のようにデータを印刷機に送って印刷することはできないんです。
なので、DTPで作成したデータを印刷機で印刷できるように加工するのが「製版」です。
具体的に何をするかというと、大きく2つあります。
1つは「刷版出力」です。
先ほどもいったように、DTPの印刷データをそのまま印刷機で印刷することはできません。
そこで印刷できるようにデジタルからアナログに橋渡しするのが刷版です。
刷版とはDTPのデータをPS版(アルミ製の板)に焼き付けたもののことを言います。
小学校の図工の時間にやった版画の版と同じ役割です。
焼き付けた絵柄部分にインキをつけて紙に印刷されます。(実際はオフセット印刷ではブランケットに転写されてから紙に印刷しますが・・・)
この刷版を機械で出力(作成)するのが「刷版出力」です。
出力 → 検版 → 印刷へ
という流れが刷版出力作業です。
ちなみに刷版はこれです。
出力された刷版は印刷機に付けられてその絵柄を紙に印刷します。
この印刷機に付けます。
こんな感じです。
2つ目は「面付け」です。
面付けとは、DTPのデータを紙にどのように印刷するかレイアウトし、先ほどの刷版に焼き付けるための刷版データを作成する工程です。
例えば、ウィザップの印刷機は代表的な紙サイズとしてA判サイズ(横880mm×縦627mm)の紙が使われます。
この紙にA4サイズ(横210mm×縦297mm)のチラシを印刷したいとき、A判の紙にA4のチラシを1枚つけるとこうなります。
白い部分が紙です。余白がもったいないですね。
実際はこんな贅沢なことはしません。
実際はA判に8つ同じものを面付けして印刷します。
1枚のA判から8枚のチラシを作ることができます。
違うものを一緒に印刷(付合せ)したい場合は、
こんな感じで8種類のデータを1面ずつ面付けすることもできます。
本のようなページ物であれば、印刷された紙を製本で折ったときにページが通るように面付けします。
左右返し 16p折の例
製本するときに1ページ1ページバラしてページが通るように順番に重ねて本を作るわけではないんですよ。
このように印刷用紙にどのようにレイアウトして印刷するのかを決めるのが「面付け」です。
お客様の希望した製品ができるように、なるべく紙を無駄にしないように、後工程の印刷・製本で仕事しやすいように配慮した面付けをしています。
このように製版は印刷する上で欠かせない存在ですが、結構地味です。
一般の人やお客様もなかなか知られていないと思いますし、イメージしづらい工程だと思います。
でも製版の専門の会社があるくらい重要な工程です。
キーワードは製版、刷版、面付けです。
印刷にはそんなものもあるんだなーと頭の片隅において置いてください。
少しでも製版についてわかってもらえたらうれしく思います。
では今日はこのへんで。
最初EQUIOSについて書こうと思っていたら製版の話になってしまった・・・。
EQUIOSについてはまた今度。