「紙への印刷」はアイデア次第でまだまだいけそうだと思ったツイート
Y.K
こんにちは。株式会社ウィザップ、小池商店小池です。
リョービ924が1月21日に退院してきて、メーカーによる機械的な調整を行い、昨日2月1日に引き渡しとなりました。
動くようにはなりましたが、メーカーは弊社の基準で機械の調整をしてくれるわけではないので、改めて私たちが機械の調子を見極めて再調整しなければなりません。
リョービ924はオフセット印刷機なので、ここではオフセット印刷機が長期間動いていなかった場合など、再調整する手順を簡単にまとめたいと思います。
大きくは2部構成となっています。
①印刷機が機械的に不具合がないか判断する
②会社で設けた品質基準(濃度、ドットゲイン等)で印刷ができるように調整する
メーカーから引き渡されたから印刷機は完全に直った!大丈夫!と、判断するのは危険です。
機械を直しているところに張り付いて、どのような調整をしているのかずっと見ていて直ったと確信が持てるなら話は別ですが、ほとんどはメーカー任せの調整で何をしたのかはわからないと思います。
なので本当に機械的な不具合が無くなったのか確かめる必要があります。
まずは、水有のベタ刷を行い、機械的な要因で起こる障害のショック目、ローラー目などが出ていないか確認します。
この時に、プロセスインクだとこれらの障害が確認しづらいので、特色インクを用意するとよりベターです。
弊社は、
・DIC247 モスグリーン
・DIC503 セピア
・DIC189 紫
の3色を用意します。
それぞれのインクの発色差でも障害が確認できるかできないか変わってくるので3色で確認します。
また、印刷速度(低、中、高の3段階)と、インキの盛量(薄、中、厚の3段階)でも確認します。
今回は2胴が故障していたので、2胴でベタ印刷をして確認しています。
本当に色が変わるとショック目が良く見えたりしました。
許容範囲内まで目が出ないようにはできました。
明日は、
②会社で設けた品質基準(濃度、ドットゲイン等)で印刷ができるように調整する
をします。