【印刷あるある】「給紙の安定は心の安定」印刷オペレーターはまず給紙を覚えよう!
Y.K
こんにちは。株式会社ウィザップ小池商店、小池です。
今日製造部会でdrupaに行った鈴木さんからdrupaの報告を聞きました。
世界最大の印刷機メーカーであるドイツのハイデルベルグでは、デジタル印刷機を推していたようです。
ハイデルベルグでは枚葉インクジェット印刷機 「Primefire 106」を富士フィルムと共同開発して、今回drupaで公開したそうです。
オフセット印刷では絵柄が変わるたびに刷版を作成し、印刷機に取り付けなければならないのですが、デジタル印刷機は刷版いらずで印刷することができます。
家庭用やオフィスプリンターと同じように、データからそのまま印刷することができるということです。
ハイデルベルグと富士フィルムの共同開発した枚葉インクジェット印刷機はB1サイズ(765mm×1,085mm)の紙を通すことができ、2,000枚/時の印刷能力があります。
弊社の枚葉オフセット印刷では平均すると8,000~10,000枚/時なので遅い気がしますが、デジタル印刷は多品種小ロット向けの印刷機なのでジョブチェンジの際の刷版交換がない分マイ用オフセット印刷より効率はよくなると予想されます。
今回の印刷機は厚さ0.2mm~0.6mmの紙を通すことができるパッケージ印刷用で、ウィザップでやっている商業印刷は0.2mm以下の薄紙を使うので今のところ必要性を感じないです。
薄紙が使えるようになって時間当たりの印刷枚数がもっと増えてからの検討になるでしょう。
あとは印刷品質ですが、インクジェット方式でどこまで綺麗に再現できているか気になります。
drupaは行っていないですが、商業印刷分野ではまだオフセット印刷が主流でデジタル印刷に移行するには時間がかありそうだなと感じました。
今日はこのへんで。