【drupa2024③】drupa2024 Part1【ハイデルベルグ・ジャパン drupa2024視察ツアーパッケージ印刷コース】

 

ドイツで4年に1度開催される世界最大の印刷機材展drupa2024に行ってきました

 

ハイデルベルグ・ジャパンのツアーを利用しての参加です

 

drupaツアーを振り返りながら少しずつ記録に残していこうと思います

 

【ハイデルベルグ・ジャパン drupa2024視察ツアーパッケージ印刷コース】旅程

今回はツアーの旅程は以下の通り(書き貯めたブログリンク含む)

 

1日目:東京からドイツへの飛行機移動

2日目:ドイツ印刷会社視察

【drupa2024①】ユーザー訪問1社目:バウアーパッケージング社【ハイデルベルグ・ジャパン drupa2024視察ツアーパッケージ印刷コース】

【drupa2024②】ユーザー訪問2社目:カラードウルック バイアスプロン社【ハイデルベルグ・ジャパン drupa2024視察ツアーパッケージ印刷コース】

3日目:ハイデルベルグ本社視察

4日目:drupa2024視察1日目

5日目:drupa2024視察2日目

6日目:フランクフルト視察~飛行機

7日目:ドイツから東京へ飛行機移動

 

drupa2024視察1日目

旅程の4日目にdrupa2024視察が開始

 

drupa2024は2024年5月28日~6月7日までの開催でした

 

私は6月6日が視察の1日目で2日目はdrupa開催の最終日

 

2日目の午後には撤去作業を行う企業もあったり、ブース内でお祭り騒ぎをしている企業もある等事前に話を聞いていたので1日目にどれだけ見て回れるか、2日目の午後にみきれなかったところを重点的にみる、というイメージで動くことに

 

日本じゃ考えられないですけど、海外企業の文化的に最終日は展示会機能をなさないというのは面白いですね(実際の最終日のお祭りに関しては後にレポートします)

 

何故かまず最初にクルーズ船へ

ハイデルベルグ・ジャパンツアーならではのクルーズ船

朝8時過ぎにdrupa会場であるメッセ・デュッセルドルフ付近に到着したわけですが、開場が10時からという事でした

 

何故早く来たかというと、早めに来て開場までに並んでおきたいから

 

入場するために手荷物検査とチケットの読み込みがあって人が多いとかなり時間を要してしまうという事での早めの行動だったそうです

 

さすがに2時間は長いのでどうしたかというと近くの川に停泊していたクルーズ船へ

 

最初は全くクルーズ船へ行くという事を知らされていなかったので、船でどこかに移動する?と思っていましたがただの待ちの場所でした笑

 

これはハイデルベルグ・ジャパンのツアーだからこそ

 

中で1時間程度飲み物飲んだりクルーズ船内を見て回ったりして過ごしました

 

訪独前週にドイツでは大雨があって一部河川が氾濫したほどの災害が起こったこともあり、川の水位はかなり高いうえに茶色く濁っていたり大きな流木があったりとクルーズ船と川のギャップがなんとも言えませんでしたが…笑

 

いざdrupa2024へ

drupa2024会場であるメッセ・デュッセルドルフ

時間が近づいてきたので会場へ移動

 

写真に会場であるメッセ・デュッセルドルフが写っていますがこれはほんの一部

 

drupa2024会場図

冒頭の写真の場所は図の中で言うと1の場所ですね

 

南側から入場したのですが、展示会場は大小合わせて19会場もあるわけです

 

一つ一つの会場が小さいわけではなくかなりデカいです

 

因みに馴染みのある日本の展示会場である幕張メッセの面積が0.0751㎢、メッセ・デュッセルドルフの面積が0.613㎢であり、メッセ・デュッセルドルフは幕張メッセの8倍の面積があります

 

さらに言えば東京ドーム13個分

 

このすべてのホールすべてで印刷関連の機材展が開かれるわけです

 

圧巻ですね

 

もちろん、すべての企業を2日間で詳細にみてまわることなど不可能です

 

なのでできるだけ絞って見てきました

 

入場は事前にメールで送られてきたチケットのQRコードをゲートの機械に読み込ませると、ゲートから入場パスが印刷されて出てくるのでそれを取って入場です

 

入場パスがあれば当日は何回でも出入り自由

 

入場後まずはハイデルベルグの展示内容案内を聞く

ハイデルベルグ・ジャパンツアーなので最初はハイデルベルグの展示ブースに行って説明を聞きます

 

ツアーなのでインカムをもらって日本語で説明してくれます

 

入場直後のハイデルベルグブース

パッケージデモ機 XL106-7+L

パッケージの印刷機は基本片面しか印刷しないので7色+ニスコーターがついています

 

CMYKのプロセス4色に特色を3色入れられます

 

また、特色を使わなくても緑とオレンジと紫を使用することで色域を広げてパントーンの大部分を色再現できるようにハイデルベルグではしていますね

 

Prinectのマルチカラーワークフローというサービスを利用することで実現可能のようです

 

プリネクトマルチカラーワークフロー | Heidelberg J-connect

 

これによって特色のインキ変えのマシンダウン時間を短縮できるそうです

 

パッケージは特に色の再現など厳しですからこれは嬉しいサービスですね

 

 

次はdrupa行く直前にリリースされたCanonと共同開発のデジタルインクジェットプリンター「ジェットファイア50」

 

見たところでちょっとあれだったんですけど笑

 

今はA3B4相当の用紙しか通せませんが、次はB2相当が通せる機体も登場するとのこと

 

PrinectユーザーとしてはPrinectと繋がるのがとてもいいですね

 

ハイデルベルグ・ジャパンの皆さんも私達ハイデルユーザーと同じタイミングでこのジェットファイアが存在すること自体を知ったそうで説明するにもあまり説明しようがなさそうでした

 

 

商業印刷のデモ機はXL 106-8-P

 

カットスターというロール紙で給紙できる設備が付帯しています

 

日本では紙種紙厚が多様なので運用が難しいかもしれませんが、ロールで入荷できれば安いですし一度導入した企業は手放せないそうです

 

商業印刷機なので8色機両面印刷仕様ですね

 

印刷スピードは21000枚/時でした

 

すごいですねー、弊社のCD102が15000枚/時なのでかなり世界が変わります

 

また、まだ市場には出ていないようですが完全自動の給排版システムも

 

 

この辺はハイデルベルグ本社でのデモの動画が分かりやすいかもしれません

 

 

因みに、drupa2024最終日のお祭りの様子も動画内に収めているので雰囲気を感じてもらえたらと思います

 

 

パッケージの方がオペレーターはビール飲んでてオペレーションさせるのも司会者に丸投げしている状況で面白いです

 

と言ってもPush to Stopなので司会者の人も操作1回しかしてないですけど

 

それくらい簡単に誰でもできるというパフォーマンスになっているかもしれませんが

 

 

最後にハイデルブースで気になったのはCTPスープラセッターの給版システム

 

 

スープラセッターのマルチカセットローダー(給版箇所が2段になっているところ)がパレットローダーに改造できるようになるそうです

 

1000枚の刷版が積まれたパレットをそのまま丸ごと格納することができます

 

刷版が1箱35枚入りであればこれなら約29箱分に相当します

 

29箱入れるの相当時間かかるし手間ですし身体的負担も多いし…

 

これはすごくいいなと思いました

 

改造価格にもよりますけど改造価値はありますね

 

痕は弊社のスペースの問題で入れることができない気がします…笑

 

そんな感じのdrupa2024視察1日目の一部とハイデルベルグブースの様子でした

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