印刷会社が舞台の漫画「刷ったもんだ!」を読むと社会人入社1年目の初心に帰らせてくれる

印刷会社が舞台の漫画「刷ったもんだ!」買いました!

この漫画買いました。

印刷会社が舞台の漫画「刷ったもんだ!」。

 

あらすじ

「西中の白虎」と恐れられていた元ヤンの真白悠は、デザインの仕事につきたい夢を追いかけ、その結果、東京近郊にある中小印刷会社に就職した。もちろん、昔の悪名はひた隠しにして…。

 

大好きな漫画に触れる仕事ができ、心も躍るが、クセの強い先輩たちに印刷会社あるあるの洗礼を受けたり、ヤンキー気質のボロが出たりと、前途は多難!?

 

何事にも一途な真白が、印刷会社の荒波にもまれながら奮闘するお仕事コメディー開幕!

引用:刷ったもんだ!|モーニング公式サイト – 講談社の青年漫画誌

 

 

奥さんが義妹から教えてもらったそうです。私が印刷会社に勤めていることを知っているので、興味あるかと思って知らせてくれたとか。

その知らせを聞いてすぐに楽天で買いました。注文して翌日に到着した速さは流石です。

 

この漫画は以前Twitterで流れてきて1話だけ試し読みした記憶がありました。

その時も買おうと思っていましたがすっかり忘れてしまっていましたね。

 

表紙のデザインがまたいい。CMYKが使われたタイトルロゴ。細かいところですが、帯をよく見るとピンク色は恐らく特色でDIC番号が記入されたDICのチップのデザインがされています。これは一般の人は気づけないと思いますが、印刷会社勤めの人ならわかるはず。作中でも特色のチップの話は出てくるので読んで帯のデザインを見れば気づけるかもですが凝ってるなと思いました。

 

因みに裏はこんな感じ。

 

 

「刷ったもんだ!」を読むと社会人1年目の初心に帰らせてくれる

読んだ感想ですが、面白かったです。やっぱり専門的な話も出てきますがわかりやすく解説されているともいました。

ただ、そこまで専門知識は多く出てくることはないです。「印刷ボーイズ」は専門知識が豊富に出てきますが、「刷ったもんだ!」は漫画要素が強いストーリーという印象。

 

楽天ブックス: いとしの印刷ボーイズ – 業界あるある「トラブル祭り」 – 奈良裕己(BOMANGA) – 9784054066410 : 本

 

感想として一番に思ったことは、「初心に帰らせてくれる漫画だな」、と。

主人公が印刷会社の新人デザイナーとして働いていてその成長を描いていくストーリーです。なので、私が1年目の時の印刷会社の印象がそのまま漫画になっているような内容ばかりで、1年目当時を思い出させてくれます。

中でも、デザイナーの主人公が担当した案件の印刷された刷本を見て、「キレイに印刷されている」と、感動する場面があるのですが、これ本当にわかる!ってなりました。デザイナーなのでモニターで観るデータではなく、オフセット印刷機で印刷された刷本を見る機会はあまりないのですが、やっぱりモノになっているものを見ると感動します。

でも、その感動が慣れてくると薄れてくるんですよね・・・。その結果、仕事が作業化してしまい、一つ一つの製品に対して熱がこもらなくなってしまうというか、そういう事ってありますよね。新人の時はどの製品を印刷するにしてもきれいに印刷出来たら嬉しかったし、うまくできなかったらどうしよう・・・という緊張感もありました。

そんな新人の時、入社1年目の自分の気持ちを思い起こさせてくれました。きっと、常に初心に帰ることができればミスなんて起こりづらいと思うし、モチベーションも高く仕事ができると思いました。

私は「刷ったもんだ!」を読めば初心に帰れると思います。初心に帰りたいときは読もう。

初心に帰る術を確立できただけでもこの漫画の1冊700円以上の価値がありますね。

 

印刷会社の人間なら必ず読みたい1冊だと思います。

会社内で回し読みしてもらおうっと。

 

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