【ビジネス用語】ダイバーシティとは?学校で習った「みんな違ってみんないい」がすべて

なんか横文字のビジネス用語が最近多くてどれがどういう意味なのかよく分からないまま使っている事ありませんか?

私は多々あります。そのたびに、

 

「日本語で話せよ・・・」

 

とか思うのですが、外部の方との会話でどうしても横文字が出てきたときに知らなかったりすると、話を止めて聞くわけにもいかず、

 

「あぁ~・・・それね。」

 

みたいな感じで知ったかぶりするか、後でググるか。

という事が無いように最低限の横文字ビジネス用語を改めて確認していきたいシリーズ第一弾です。

 

まずはよく聞く「ダイバーシティ」から確認していこうと思います。

 

 

ダイバーシティとは?学校で習った「みんな違ってみんないい」がすべて

ダイバーシティ(Diversity)ってなんだよって感じですよね?

「ダイバーが集まる街か?」って最初は思ってしまいました笑。

 

簡単に言うと、

 

ダイバーシティ ≒ みんな違ってみんないい

 

だと思うんですよね。これですべて説明できるんじゃないかと。

私が解説しなくても、以下のリンクを見てもらえればよくまとまっているので理解は可能です。

 

【解説】ダイバーシティとは? なぜ日本企業は徹底すべき? 企業事例8選 – カオナビ人事用語集

 

多様性を受け入れるという事です。

人種、宗教、学歴、出生地、性別、職種、考え方、などなど、誰一人としてすべての要素で同じという人はこの世にいないと思います。双子でも違うし、飛躍しますがもし仮にクローンだとしてもやっぱり生まれ方が違う。

それらいろんな要素が異なる人がこの世界に70億人以上いるわけですが、それらみんな異なるものを持っているという事事態を「ダイバーシティ」という言葉で表されます。

 

今このダイバーシティという言葉が社会的によく出てきているのは、他人の違いを理解し受け入れていく必要があるという主張が強くなっているからです。

未だに有色人種への差別も根強く残っていますし、SNS社会での誹謗中傷も多い。最悪、自殺者が出ているケースも。

これらは中でも人権侵害にもあたる深刻な問題。

 

一般的な社会での使われ方はそんな感じでしたが、

ビジネスではどんな場面でダイバーシティという言葉が使われることが多いでしょうか。

 

働き方改革もダイバーシティの考えに基づいている

 

日本では、働き方改革などといわれていますが、これも「ダイバーシティ」に基づいた考え方です。

それぞれの生活基盤や価値観、状況は異なることから、企業や社会は一人一人の状況でそれぞれが働き方を変えてもいい、働き方を選べるようにするという最終理想形へ向かうために働き方改革と言われています。

正に、みんな異なる要素があるという「ダイバーシティ」を受け入れていこうという考え方。

企業側は対応に追われている感もありますが、一人一人が働き方を選択でき、人生の豊さが上がれば仕事の成果にもつながると思うんですよね。

すべては無理だけどできるだけ叶えることができれば会社の業績も上がるはず。

色んな働き方の事例があると思います。

 

 

・満員電車が嫌で通勤時間をずらしてフレックスで朝早く働きたい

・子供を保育園に送っていくから遅めの10時出社したい

・介護があるから時短で勤務したい

・給料はそこそこでいいから仕事もそこそこでいい

・誰よりもバリバリ働くから結果が出たらその分給料を上げて欲しい

・テレワークがしたい

 

 

 

ということで、ビジネスの場でダイバーシティという用語が使われることが多いのは人事・労務関係だと思います。

人事・労務系じゃなくても、管理職は必ず押さえておきたい用語の一つですね。ダイバーシティを受け入れて仕事の割り振りや指示だし、コミュニケーションを取らないと部下からパワハラで訴えられるかもしれないです。

コンプラ案件とか言われることもあるかもしれませんね。(また「コンプラ」とかいう横文字が出てきたよ・・・笑)

 

日本はみんな同じ条件で働くという集団に染まりやすい気質があるように思います。

自分の人生自分のものなので、自分の人生を豊かにするために働いているわけだし、働き方は人それぞれで良いと思うんですよね。

みんな価値観や考え方は違うんだから。できるだけ同じ考えの人が集まり、共感できる会社に勤めるのが一番良さそうですけどね。でも、違う考え方の人がいるという事も大事だし受け入れなければいけない。

 

働き方以外にも、日本に様々な国籍の方も多く入ってきてグローバル化しているので、人種の違い、国の違いで価値観や考え方、宗教が異なることも受け入れなければなりません。

また、性的マイノリティへの配慮など。トイレの問題は弊社でも話題に上がりましたし。

 

これらを加味すると、ビジネスにおける「ダイバーシティ」市場はあるかもしれませんね。ダイバーシティに対応するためのコンサルタントや講義、環境づくりへのサービスなど。

「ダイバーシティ」は必ず押さえておきたい横文字ビジネス用語の一つですね。

 

 

ダイバーシティを意識しなくて済む社会にしていかなければいけない

「ダイバーシティ ≒ みんな違ってみんないい」という事が何となくわかってもらえたかな?と思います。

最終的な理想形は、ダイバーシティを意識しなくて済む社会になる事だと思います。

「あの人は違う」「この人は違う」と意識してしまううちは違いを受け入れられていない。もちろん、みんな考え方や価値観は違うので意識してしまうのはしょうがないですが、その頻度を下げていきたいです。

「違う事は分かるけどだから何なの?」って自分で自分に苛立つときがあります。

心の中で「違うんだ」と思うのではなく「あなたはそうなんですね」と思う事が先行するような脳みそになりたいと思っています。そのうえで、助けなければいけないところは助けるし、触れる必要ないことは触れないという選択をしたいなと。

究極の社会はダイバーシティなんて言葉が無くなることだと思っています。

小学校の時に習った「みんな違ってみんないい」が当たり前になる世の中になるように自分にできることをしていきます。

 

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