「キングダム」から「PM理論」が学べる
Y.K
日本人の生産効率はとても悪いという話はよく耳にしていました。
それを証明する一つの指標として、日本の労働生産性が先進7カ国の中でも最下位という事があげられます。
今年も先進国最下位。日本の労働生産性の課題と持続可能な生活のためにもっと大事なこと(やつづかえり) – 個人 – Yahoo!ニュース
このランキングの仕方も、見ている数値によって変動はすると思いますが、それでも一つの指標にはなります。
特に興味深いのが、製造業が主体で産業構造が日本(全体:21位、7カ国:7位)と似ているドイツ(全体8位 7カ国:2位)のランキングが高い事。
しかも、ドイツの年間労働時間は1,363時間という事に衝撃を受けました。
弊社であれば、年間休日が129日なので、労働日数は236日。有給20日間をフルで使用、誕生日休暇、アニバーサリー休暇をしても労働日数は214日。
1日8時間労働なので、年間1,712時間。日本では休日日数は比較的多い弊社だと思いますが、ドイツの平均と比べて350時間程度。日に換算すると年間で約44日もドイツより働いていることになります。
衝撃的な事実でした。
また、別の記事では日本の労働生産性が上がらない理由が書かれています。
日本人の労働生産性が上がらない決定的な要因 | 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
日本のリモートワークが進まない理由について考察したら、日本の労働生産性が上がらない要因が分かってきたという内容。
簡単に言うと、仕事の進め方、構造に問題があり、IT化されていなくて生産性を上げられる状況ではない(テレワークが進まない理由でもある)といった感じ。
また、固定観念を崩せない人が多いので変化に柔軟に対応できず、今までのやり方でしかできない人が多かったり。(固定観念を伝統と言って美化し、変化を受け入れられない日本人も多い・・・)
テレワークによって生産性が上がる事は必ずしも約束されることではないが、そもそも生産性が低い構造になっていることでテレワークが(実際できるが)進まないという背景があるそうです。
頭では何となくわかっていたことですが、テキストとしてまとめられているわかりやすい記事でした。
世界に目を向けると、少ない労働時間で実績を出している国や企業がたくさんあるという事を改めて知らされました。
もっともっとできることがあるな!とポジティブに捉えて仕事に取り組んでいきたいですね。