ノルウェーの昔話「三びきのやぎのがらがらどん」の終わり方の解釈はどうすべき?

奥さんの実家には奥さんを含めた姉弟たちが読んでいた絵本が大量にあります。

その絵本を我が家に引き取ってきて子供たちに読んでいるのですが、最近の長女のお気に入りはコチラ。

 

三びきのやぎのがらがらどん|福音館書店

 

ノルウェーの昔話だそうです。

3匹のヤギが草などを食べて太ろうと思い、山へ行く途中にトロル(ノルウェーに伝承される妖精)に食べられそうになるのをどう回避するか?

みたいなお話です。

トロルがちょっと怖いんですよね。

トロール – Wikipedia

 

右ページの橋の下の崖あたりにいる生き物。

でも、長女は怖がりませんが。

何回も読んで欲しいとお願いされます。

 

この「三びきのやぎのがらがらどん」ですが、個人的に終わり方が良くわからない終わり方していて、何ともすっきりしないというかどう解釈していいかわかりませんでした。

こんな終わり方をしています。

 

やぎたちはとてもふとってうちへあるいてかえるのもやっとのこと。

もしもあぶらがぬけていなければまだふとっているはずですよ。

そこで———チョキン、パチン、ストン。

はなしはおしまい。

トロルに食べられることなく、無事に山へ行って草を食べて太ることができたのですが、「そこで———チョキン、パチン、ストン。」が良くわからない。

前の「もしもあぶらがぬけていなければまだふとっているはずですよ。」という文章との繋がりも良くわからない。

 

最初考えたのは、太っていて脂がのっているから、人間がチョキンパチンストンと切って食べてしまったとか?

ヤギの肉を食べるって聞いたことないけど・・・。

 

みたいなことを奥さんと話していましたが、しっくりこないし、ちょっと調べたら以下のリンク先にたどり着きました。

 

「三びきのやぎのがらがらどん」の最後で – 文学 解決済 | 教えて!goo

 

結論は、「チョキン、パチン、ストン。」には特に意味はなく、話がおしまいで現実に戻ってくる際のおまじないみたいなものだそうです。

そもそも、ノルウェーのお話なので日本語訳する過程において、それっぽく訳されているだけとも言えるようです。

前の文章の「もしもあぶらがぬけていなければまだふとっているはずですよ。」も当たり前な事なのですが、話者がその後のヤギの事は分からないという事を言っていて、余韻を残すための文章だそうです。

そもそもの原文を英語に翻訳してから再翻訳で日本語にしている可能性が高いそうで、意訳の部分があります。

英語だと韻を踏んだ文章になっていて言葉遊びになっていたり、外国語の独特の言い回しを、日本語化するのは難しいですよね・・・。

 

ひとまず、疑問が解消できて良かったです。

それにしても、知恵袋等で同じ疑問を抱いている人が過去にもいて、それに対して回答してくれている人もいて、そのおかげで私の疑問が解消できているというのはすごいことだし有難いです。

私が直接知恵袋に質問することはないですがとても参考になって助かります。

 

海外原作の絵本を読むときに意味が分からなくつまずいた、気になった場合、すぐ調べて解決する癖付けようと思います。

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