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Y.K
収まる兆しが見えない新型コロナウイルス。
弊社の主業態である印刷業にも影響が出ています。
そもそも、印刷業は衰退産業。
昨年は過去最多の休廃業数でしたし、今後10年で印刷オペレーターは10%以上の雇用減になるとも言われています。
印刷業の休廃業・解散 過去最多の436件、老舗退出相次ぐ(東京商工リサーチ) – Yahoo!ニュース
今後10年で雇用が大きく減少する20の産業(BUSINESS INSIDER JAPAN) – Yahoo!ニュース
このような状況の印刷業界にさらなる追い打ちをかけてきたのが新型コロナウイルス。
では、新型コロナウイルスが今現在どのような影響を印刷業界に及ぼしているのでしょうか?
・イベントや販促の自粛、中止等でチラシやパンフレットが減少
→ 一般的な印刷会社は東京で昨対同期間最大9割売り上げ減少という会社も。好調であった印刷通販も売り上げが減少。直接会っての外回り営業ができないことで仕事を取ってくることも難しい。
・リモートワークにより、デジタル化が今まで以上に推進され紙離れが加速しそう
→ 新型コロナウイルスが収束しても紙需要は元通り戻らない可能性が高い。
・印刷業界の古い体質により会社や上司の判断が悪く社員が愛想をつかすことも
→ リモートワークに理解を示さないなどの対応の悪さ、危機感の無さから、退職する社員が出る可能性大。印刷業界からの更なる人材流出の可能性。緊急事態時に組織や人の本性が浮き彫りになる。
業界の人に聞いた話や、以下のソースからの情報まとめです。
新型コロナで差が浮き彫りに…問われる上司のマネジメント(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース
紙、コロナで「四重苦」 イベント自粛・テレワーク… :日本経済新聞
特に以下のリンクには新型コロナウイルスで印刷業界にどのような影響が出るかスコアで示されたわかりやすい詳細な分析情報と、業界大手企業のIRを基にした分析も行われています。
新型コロナの印刷業界への影響分析 | 企業業績への影響シナリオを公開【AI予測】
印刷が減り、リモートワークで紙の出荷も減少しているという事で製紙業界も大打撃だそう。
オフィスでコピー機を使って紙に印字することが無くなったことも要因だとか。
このままリモートでうまく仕事ができることが分かって、わざわざ紙に印刷しなくてもPC上のデジタルで事足りるならコロナ後もこのままコピー機の需要が回復しないまま落ち着きそうですね。
環境には良い事ですが。
暗いニュースになってしまいましたが、「ピンチはチャンス」という事でこれを機に印刷業界も変わらなければならないと思います。
リモートワークの推奨、社員への気遣いなど。年配の方は昔の固定観念にとらわれない考え方をしなければなりませんし、昔とは違う事でも受け入れなければなりません。
逆に変わらなければ生き残れないですね。
ペーパーレス化という社会情勢を受け入れて、他の新規事業を模索していく必要があります。
印刷業に頼らない経営基盤となる印刷会社ならではの事業がきっとあるはずです。
ぐちぐち言ったり不安を抱えているのであれば、考えて行動あるのみ。
私も何かできないかな?といつも考えています。
ピンチにならないと人間必死こいてやらないからいい機会なのだとポジティブに捉えましょう。