キングダムもいいけど三国志を曹操主人公で描いた「蒼天航路」も面白い

今大人気の漫画キングダム。実写映画化もされて業績も良かったとか。今乗りに乗っている漫画です。

キングダムは中国史のお話。中国を初めて統一した秦の始皇帝時代です。統一するまでを描くのかな?

 

でも、中国史で馴染みがあるのはやっぱり三国志じゃないでしょうか。三国志はキングダムが描いている秦時代のさらに後のお話です。31歳の私が中学生の時にPS2で発売された三国無双が流行って一気に三国志がその世代に知れ渡りました。その前から「三國志シリーズ」というPCを中心としたシミュレーションゲームが有名でしたが難しかったのでアクションゲームである三国無双は中学世代に人気になり今でも新作が出る三国無双シリーズとして定着しました。(その後、日本の戦国時代が舞台の戦国無双、ワンピース無双、ガンダム無双など「無双シリーズ」として広がりました)

ということで、三国志近辺の時代背景や歴史を知っている人もいると思います。三国志と言っても、史実以上の脚色がある文学作品である「三国志演義」がゲームなどでは使われていることが多いのかな?

 

ということで、改めて三国志についてコンテンツとして楽しみたい人は「蒼天航路」をお勧めします。

 

蒼天航路 – 日テレ系アニメ「蒼天航路」公式サイトです

 

アニメHPしかありませんでした・・・。

今まだ読んでいる途中なのですが、面白いです。三国志のコンテンツは大抵「蜀」の劉備や諸葛孔明を中心に描かれています。「死せる孔明生いける仲達を走らす」という故事が有名なくらい「蜀」が主人公側、「魏」が敵側で描かれがち。「呉」は赤壁以外ドンマイな扱いというイメージ・・・。「魏」の曹操がとにかく悪役。

しかし、蒼天航路は曹操が主人公で描かれている漫画です。モーニングで連載していて2005年に連載終了、完結しています。完結しているのが嬉しい。

読んでいるとこれまでの曹操や曹操の周りの武将、文官、軍師たちのイメージがガラッと変わります。劉備の人物像も普段描かれている人物と全然違って、ダメ男だけどなぜか徳があふれ出て人が寄ってくる、みたいな人間に。

難しい言葉や言い回しが多いですが、「人」を良く見て重視した曹操は現代社会の経営者、管理職にとってキングダム同様、人のマネジメントの勉強になります。

 

30巻くらいまで読んでいますが全36巻なのでもうちょっとで終わります。周囲の重要人物の逝く間際の描き方がとても印象的でキレイなので、曹操がどのように人生を終えるのかとても気になります。決して曹操が独裁者ではなかったこと、非情な面だけ描かれがちだけど人に対して温かい人物であったことが分かります。

三国志好きの方はすでに読んでいるかもしれませんが、好きな方は是非読んでみてください。

 

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