久しぶりに実家の窓から見た外の風景に懐かしさを感じた
Y.K
先日、仕事をしていると、突然「バキッ!」とすごい音がしました。何かと思ったら、後輩のナナキが排水管の塩ビパイプを割ってしまった音でした。
製版の機械の中に水(ガム液)を溜めていてこの水で刷版を洗うのですが、その水を交換するときに配水するために必要な排水管です。誤って足をかけてしまい割れてしまったそうです。
でも大丈夫です。なぜなら私は水道屋の息子で、これくらいの簡単な配管であれば直せるから。良かったね、ナナキ。
ということで、壊してしまった排水管の直し方を紹介します。
まずは材料を買いに行きます。買いに行く前にどんな配管なのか写真を撮りましょう。必要なのは、サイズと種類。
サイズは、40、50、75、100、150といったサイズが一般的。種類は、VP、VUが主だと思います。塩ビ管に印字してあると思うので確認してください。
これが分かれば、お近くのホームセンターに行けば必要な材料は買うことができます。できれば大きいお店が良いですね。私は会社近くにある資材系に特化した「ムサシプロ女池店」で買いました。
こんな感じでたくさん塩ビ管があります。
よくわからない場合は、店員さんに事情を説明して、写真を撮るなどして事前に調べておいたサイズと種類を伝えれば必要な物を教えてくれるはずです。
私が今回買ったのはこちら。
・40VU塩ビ管25㎝
・継ぎ手 × 2個
・塩ビ管用接着剤
・塩ビパイプ用のこぎり
合計1,500円ちょっとでした。一番高いのは塩ビパイプ用のこぎりで1,000円くらい。
因みに、TVCMやよくポストに投函されている販促マグネットで有名な「クラ〇〇ン」、「〇道屋〇舗」なんかは呼ぶだけで基本料、出張料で数千円取られます。それにプラスして施工費も加えると1万円は超えるのではないでしょうか?
それなら材料費1,500円のみで自分でやった方が断然安いですね。
ということで早速施工しました。
まずは、割れてしまった部分を切り落とします。継ぎ手で繋ぐので不要なつなぎ目部分も切り落とします。
そして、継ぎ手を片方だけつけます。接着剤を継ぎ手の中の方と、差しこむパイプ側に塗って奥まで差し込みます。
そしたら、買ってきた塩ビ管を必要な長さに切ります。継ぎ手の差し込む分も計算して切ってください。長さが足りないとまた塩ビ管を買ってこなくてはなりません。
切ったら、接着剤を同じように塗ってもう一つの継ぎ手を取り付けます。
あとは、繋ぐだけです。しっかり接着剤を塗りましょう。
施工完了!
どうですか?簡単そうじゃないですか?実際簡単です。誰でもできますよ。
「水道屋の息子がそんなこと言っていいの?」「水道屋の仕事減っちゃうんじゃないの?」という方もいるかもしれませんが、プロの手が必要な場合は多々あります。
今回のような単純なストレートの配管でしたが、例えば、継ぎ手が斜めだったり、三又になっていたり、特殊な場合は業者を呼んだ方が良いと思います。
また、排水管は勾配をちゃんと取らないと配水されない事もあるので、盛大に壊してしまったり、直したけど排水管が詰まってるような感じがして匂いが上がってくるなど今までと違うようなことが起こった場合も業者を呼んでください。できれば、いつもお世話になっている町の水道屋さんか、購入した住宅メーカー、大工さんなどに問い合わせるのが良いでしょう。
まとめると、物によりますが、ホームセンターに行けば、業者に頼むより安く自分で直せる、という事でした。
なんでも自分で直せるわけではないですが、こうして自分でも直す術があるということを知っていると、いざという時に役に立つかもしれません。ご参考まで。