ブログネタがないというネタ
Y.K
2019年新卒も10月を越えて正式内定が既に各社から出ています。大抵の学生は複数の内々定を頂いていたとしても、この10月までに内定先を1社決めるはずです。
この内定先を自分で決めることができない学生が増加傾向で、大学のキャリアセンターに相談しに行く学生が数多くいるそうです。
【就活リサーチ】大学キャリアセンター、内定辞退の相談増加(1/2ページ) – 産経ニュース
そもそも内定先を自分で決められない学生は、就活をする前に自分は将来どうなりたいのか、明確にできていないのではないでしょうか?大それたことが言えるようにして欲しいわけではなく、自分が絶対に譲れない条件がないのではないかということです。
よくお話しする事例として、スキーが趣味で生きがいの人がいたとしたら、1~3月に繁忙期を迎えて週1日休みの会社には入社しないですよね?ということ。周りの人がどんなにくだらない条件だと言ったとしても、自分の人生ですから、自分が譲れない事は絶対に曲げないで欲しいと思います。
その譲れない条件があれば、内定を複数頂いたとしても迷うことはないのではないかと思います。自分の譲れない条件が満たせる確率が高い会社に入社を決めるだけですから。
もちろん、企業側にも問題があります。人手不足だからと言って、内定辞退を見越して過剰に内定を出してしまうケースが多々あります。人数採用で50人確保が目標の会社は100人に内定をお出しすると聞いたことがあります。それが良い悪いという事ではありませんが、多くの会社がこのような手法をとってしまうと内定辞退率が上がるのは当たり前です。また、企業側は本当に採用したい人材に内定をお出しできているのかも疑問です。
学生は自己分析をしっかりして譲れない条件を明確にし、就職活動に挑んで欲しい。また、内定を辞退する際は企業への誠実な対応をして欲しいと思います。連絡なしに辞退などできませんから、必ず意思決定した段階で早急に企業側に連絡してください。誠意をもってお話しすることで企業も理解してくれるはずです。
企業側は、やみくもに内定を出さない事と、ターゲティングをしっかりして狙った人材を獲得できるように対策することです。毎年同じ手法では結果は変わらないですし、この売り手市場で人材不足の状況では母数も減り、採用計画人数の倍の学生に内定を出すような手法は出来なくなるはずです。
今から採用ノウハウを蓄積してどんな状況にも対応できるようにしていくべきです。
企業も学生もお互いが説明会や選考過程でギャップを無くしていくことで内定辞退は減っていくと思います。
そのためにはお互いの準備と誠実に向き合う努力が必要なんだと思いました。