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Y.K
こんにちは。株式会社ウィザップ小池商店、小池です。
週に1回は鍋をしているのですが、昨日は坦々鍋をしました。
あまっていた焼きそばの麺をゆでてスープと一緒に食べましたがなかなかおいしかったです。
坦々鍋はまたやろうと思います。
今日から全国狩猟禁止です。
毎年2月16日から11月15日の解禁日まで全国で狩猟が禁止されます。
狩猟とは違いますが、近年は野性動物による獣害が全国的に相次いでいます。
一応大学で自然環境について学んでいたので少しこの獣害と人間と野生動物の共存について書かせてください。
獣害は代表的なものだと農作物の被害が挙げられます。
イノシシやシカ、サルといった野生動物が畑の作物を食い荒らしてしまうことです。
本来野生動物というのはとても臆病な生き物です。
なので人間の生活圏に危険を顧みずやってくることは今まであまりありませんでした。
ではなぜ野生動物はわざわざ人間の畑を荒しに来るのかというと、様々な要因があるとは思いますが私が大学で習ったもので印象的なものを挙げます。
・野生動物の生活圏が減っていること
・そのために食べるものが少なくなっていること
・人間と野生動物の生活圏の境界線が曖昧になっていること
1つ目の生活圏が減っているというのは、人による宅地造成や森林伐採、山間部の道路整備などで今まで生活していた場所が奪われているということです。
2つ目は、生活圏が減るということは様々な植物や動物が減っていき、食べ物がなくなっていきます。生物の食物連鎖を中学・高校で習ったと思いますが、下層には植物が属していて、野生動物は上位層に属しています。
これはタカの食物連鎖の例ですが、一番下の生産者が植物ですが、森林がなくなっていくということは、次の虫が食べるものが減るので虫が減ります。そうすると虫を食べる二次消費者が食べるものが減るので、二次消費者も減っていきます。なのでタカが食べるものがなくなるのでタカも減っていきます。
というのがピラミッドの見方ですが、実際はセオリーどおりにはいきません。
森林伐採などで急激に植物が減っても草食動物は直ぐには死なないし彼らも生きなければいけないので食べ物を求めて人間の生活圏にやってきます。
これによって農作物に被害が出ます。
また、時間が経過すれば適正なピラミッドになるかと思いきや、サルやシカといった繁殖能力の高い動物は増え続ける一方で一度農作物の味を覚えると何度も山から下りてくることになり、被害が拡大します。
3つ目は人間と野生動物の生活圏の境界線が曖昧になっていることということですが、今は野生動物の生活圏である山間部と人間の生活圏がとても近い距離にあるので野生動物側から見てどこまでが自分たちの生活圏かわからなくなってしまっています。
昔は人間側の技術がなかったため険しい山間部に道路を作ったり、生活することは困難でしたが、今は比較的どこでも生活することができますし野生動物の生活圏である山間部との距離がかなり縮まりました。
これによって人間の生活圏に入りやすくなっています。
このような野生動物側の生態も考慮して行動しないと人間にとっても野生動物にとってもよくない状況が生まれてしまいます。
そもそも人間の活動によって引き起こされていることなのです。
ではどうすればいいのか?ということになりますが、明確な答えは持ち合わせておりません。
対策のひとつとして3つ目の要因である野生動物と人間の生活圏の境界線をはっきりさせてあげることがあります。
例えば、臆病な性格を利用して動物が隠れることができないように森林と畑の間に何もない更地を作ってあげてギャップを生むことで進入できないようにするといった対策もあるようです。
人間も生活するうえで自然を切り崩さなければいけないときもあるとは思いますが、そこに住む生き物たちのことも少し考えてあげれば野生動物と人間の共存がうまくできるのでしょう。
そうすると動物が住宅に迷い込んで猟友会の人に撃ち殺されたりするようなかわいそうな事件はなくなるのではないかなと思います。
最後になりましたが、狩猟というものは単に人が動物を殺傷して愉しむものではありません。
昔は生きるために食べ物の確保として狩猟を行っていました。
これまで述べてきたように野生動物の繁殖や生活圏の減少によって人間に被害をもてらすこともありますが、狩猟圧によって一定の対策にもなっています。
狩猟も闇雲に動物を殺していいというわけではなく、狩猟してよい動物も決まっているので現在の狩猟の意義は自然環境との調和を守るための行為である面が強いと思います。
これからは狩猟する必要がないくらいに野生動物や自然といい関係を築いていきたいですね。
長文になってしまいました^^;
今日はこのへんで。