2018年10月1日より新潟県内最低賃金「803円」に|給料の見直し済んでますか?

先月、改訂された新潟県の最低賃金が発表されました。

時給778円から25円引き上げられ、変更後は「803円」に。

 

 

新潟県内の最低賃金「803円」に 新潟労働局が正式に決定|政治・行政|新潟県内のニュース|新潟日報モア

 

新潟労働局ホームページ : 新潟県最低賃金関係

 

前回に引き続き、過去最高の上げ幅だそうです。

私が大学の時にアルバイトをしていたころは、時給700円、750円なんて求人はたくさんありました。

でも、今は「時給800円」という掲載すらできない事に。最低時給は、キリ良く「810円」位になるんでしょうか。

よくコンビニなんかは最低賃金ギリギリの求人を出しているイメージですが、これも最低でも「803円」にしないといけなくなりました。

なので、今雇用している人も時給が803円より下回っている場合は給与の見直しをしなければなりません。

仮に、最低賃金以下の時給で雇用し続けた場合、発覚した時点で、下回っていた期間の分の差額を支払う義務があります。さらに違反企業には50万円以下の罰金を支払わなければなりません。

 

最低賃金制度

 

なので、弊社も賃金の見直しをしています。

 

そもそも、なぜ値上げしたのか?

こちらに書かれていました。

 

最低賃金、なぜ上げ幅最高? 3つのポイント  :日本経済新聞

 

理由は、「政府の後押し」「人手不足と景気回復」「生産性の向上が欠かせなくなる」だそうです。

人出不足なので、賃金を上げないと雇えない。しかし、賃金を上げるとコストがかかるので、生産性を向上させて少ない人手で仕事をしようとして生産性向上に企業は努めます。また、景気回復傾向で賃金を上げるように政府が後押ししています。これらの事から最低賃金の底上げになっています。

 

 

採用をやっていても、新卒採用しかやっていないので、時給に関してはあまり関心がありませんでした。

しかし、時給が800円以上になってくると、話が違ってきます。

最低賃金の底上げをしてくると、時給で働いているパート・アルバイトの給料が上がるのは言うまでもありません。

すると、正社員の給料と差が縮まってきます。そうすると、保険や福利厚生面の待遇の差があるとはいえ、正社員の賃金も底上げしなければバランスがとれなくなってきます。なので、正社員採用である新卒採用にも影響は出てきます。

特に高校生新卒の給与の見直しは急務でしょう。時給換算すると、ほとんど差が無くなってくるはずです。

一部では全国平均時給1000円まで上げるという噂もありますから。このペースで時給が上がれば実現はそんなに遠くはありません。

 

未来の話はひとまず置いておいても、今現在の企業全体の給与体制の見直しをする必要があります。

最低賃金の確認を忘れていた方は注意ですよ。

 

 

 

 

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