学生の頃は大手ショッピングセンターの食品部門でアルバイトしてました|小売業の方々のお仕事ってすごい

弊社ウィザップの主要営業品目は商業印刷物です。つまり、印刷会社。

印刷会社はお客様から受注を頂いて初めて製品を生産する「受注産業」です。全ての製品がオーダーメイドというわけです。

受注産業と真逆なのが小売。

商品を自社で製造、または仕入れて売る。大抵は100%売れるという保証がないまま製造or仕入れたら売り切らないと無駄になってしまう、そんな業界。

私も学生の頃は小売大手のショッピングセンターの食品でアルバイトをしていました。その中でもグロッサリー部門という「生鮮食品(肉、魚、野菜、果物等)」「デイリー(牛乳など賞味期限が短い物)」「デリカ(惣菜系)」以外、すべての食品を担当するのが「グロッサリー」。

 

大体、食品売り場やスーパーって「生鮮食品」「デイリー」「デリカ」で周囲を囲み、真ん中にたくさん棚がありますよね?グロッサリーはその棚のほぼ全てを司っている部門なのです。守備範囲がめちゃめちゃ広い。

スーパーの棚のイメージ

「飲料(パック以外)」「お菓子(冷蔵品以外)」「お酒」「調味料」「お米」「レトルト食品」「缶詰」「カップ麺」等々、とにかくほとんどすべて。

 

ほぼ毎週どこかしらのメーカーの新製品が入荷されるため、売り場の大幅な変更がありました。

一番大変なのが、飲料、お酒系。とにかく重いのに、大量に仕入れてドカ積みしなきゃならないんです。

しかし、売り場変更のサイクルは早い。先週大量に100ケース近くを催事場に積んで売り場を作ったと思いきや、1週間程度で変更するために撤去しなけらば行けなかったり。ほとんど売れていない場合も多々あります。そこらへんは大人の事情なのでしょう。あるメーカーさんの物だけ安かったりしましたからね。

新製品はプロモーションが重要です。メーカーの方が直接売り場を作りにくる場合もあります。

力を入れたい製品はPOPも特別なものがついていたり。小売りの商品PRは今思うとすごい頑張っているんだなぁと思います。

 

とにかく小売りは受注産業じゃないので仕入れた分を売らなきゃいけない。売れる商品を売れる分だけ仕入れるという考え方もあると思いますし、大人の事情で仕入れなければいけない分や仕入れてしまった分を何とか売り切らなければいけない、という考え方もあります。

いずれにせよ、「売りたいものを如何にして売り切るか」ということを常に考えながらお仕事をしています。

やっぱり、売れ残ってしまうものももちろんありますからね。賞味期限が切れてしまえば廃棄しなければいけなくなりますが。基本的に社員に持ち帰りはさせていなかったです。在庫管理は徹底しないと損失が膨れ上がってしまいます。

バイト中に誤発注は恐らくなかったと思いますが、やってしまった場合担当者の方は相当大変でしょう。場合によっては特売時のワゴンセールになるかもしれません。

 

とにかく、小売業で働いている人たちは本当に大変。適切な在庫管理、売りたいものを売るための仕組み、アルバイト教育、などなどやることは多く、社員の方は朝早く出社して帰りが遅くなることもしばしば。

その分お給料は良さそうでした。月に1度焼肉など、ご飯に連れて行ってもらっていた時期もありましたし。

 

当時のアルバイトの時給からしたら、かなり良い方だったのできつくても続けていられました。きつくてかなり痩せましたけどね。身長179㎝ですが体重が59㎏まで落ちました。今の体重は・・・です笑。

 

スーパーで当たり前のように買い物できているのも現場で頑張っている人たちがいるから。感謝です。

ふと、小売って本当にすごいなって自分の経験から思いました。

 

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