高校生新卒採用の説明会へ|例年以上にさらに厳しくなることが予想されます

先日、新潟市のハローワークさんによる高校生新卒採用の説明会に参加してきました。

新潟テルサで行われたのですが、会場は会議室ではなくホールでした。

 

 

アーティストのライブ会場にもなるこのホール。

個人的には初めて入りました。

前は会議室のようなところでやっていたような気がするので、こんな広いところでやる必要あるの?と思いましたが、それだけ求人を出したい企業さんが集まったという事。

今回は300社以上の企業が集まりました。

企業が予想以上に多すぎて受付前に長蛇の列ができ、説明会開始時刻までに間に合わないというハプニングもあったくらい多くの企業が人材を求めています。

 

また、ハローワークさん主催の合同企業説明会があるのですが、無料ということもありいつも人気で、出展できる企業は選考されるのですが、今回は200社まで枠を広げたそうです。

しかし、今回参加した300社以上の会社すべてが応募した場合、圧倒的に足りません。

1.5~2倍の競争率になります。選考基準はランダムの抽選ではなく、学生に人気がありそうな企業など総合的に判断するそうです。

不人気職種の企業は厳しそうです。

 

 

ここまで人気の高校生新卒。

世間は売り手市場と言われていますが、高校生ももちろん売手です。

実際はどれくらい人気なのでしょうか?

 

厚生労働省のHPで具体的な数字が上がっていました。

【高校新卒者】
○ 求人数   約 37万5千人で、前年同期比 15.7%の増
○ 求職者数 約 18万人で、同 2.6%の減
○ 求人倍率 2.08倍で、同 0.33ポイントの増

平成29年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」取りまとめ |厚生労働省

 

 

因みに、リクルートワークス研究所調べによる大学生新卒のデータはこちらです。

 

【大卒求人倍率1.88倍】 倍率7年連続上昇、38.1万人未充足
中小企業は過去最高の9.91倍となり、採用難が加速

  • 来春2019年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.88倍と、前年の1.78倍より0.10ポイント上昇した。
    全国の民間企業の求人総数は、前年の75.5万人から81.4万人へと5.8万人増加している(対前年増減率は+7.7%)。 学生の民間企業就職希望者数は、前年42.3万人とほぼ同水準の43.2万人であり(対前年増減率は+2.1%)、求人に対して、38.1万人の人材不足となっている。

大卒求人倍率調査 | 調査結果 より

 

求人倍率で見ると高校生は2.08倍、大学生は1.88倍、つまり、大学生新卒以上に高校生新卒が人気があり、競争率が高くなっています。

もともと数が少ないこともありますが、高校生新卒の業界はかなり厳しい状況です。

 

合同企業説明会や、職場見学で如何に興味を持ってもらえるか、高校に訪問し就職担当の先生にどれだけアピールできるか、その辺がカギとなっています。

逆に言うと、高校生新卒はこれ以上の事は出来ません。必ず、ハローワーク、高校を通さなければ学生さんと接触する機会はほとんど得られないので。

採用活動自体はシンプルになるメリットはありますけどね。

 

ということで、弊社は2019卒で高校生を採用するかまだ確定してはいませんが、各社いろいろとてを打たないと例年通りではますます応募者数が落ちてくるでしょう。

 

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