ミスロス事例をさらす

どうもです。F山です。

 

先日、制作部で発生してしまったミスロスで、年月日の検索&置換ミスがありました。

具体的には、原稿は「2020.3.19」と入力されているものを、「2020年3月19日」に修正するという内容の修正ミスです。

 

InDesignの通常の検索&置換だとピリオドを年・月・日に変換することになりますが、年・月・日の位置を目視で確認しながらの検索&置換となり、ちょっとリスキー…。

 

ここで使うのが、正規表現による検索&置換です。

「2020.3.19」は正規表現だと検索文字列で以下のように表現できます。

 

\d+\.\d+\.\d+

 

「\.」としているのは、半角ピリオド自体が「文字」という意味のメタ文字であるため、メタ文字になってしまう記号を入力するには、上記のように文字の前に「\」を入れます。

「文字」というのは「あ」でも「い」でも「う」でもなんでもかんでも含めて「文字」です。

 

上記の表記だけだと可変する数字を取り出すことができないので、年・月・日にあたる数字をそれぞれグループ化します。

言葉にすると難しそうですが、要は年・月・日にあたる数字の部分を半角の( )で囲うだけです。

 

(\d+)\.(\d+)\.(\d+)

 

グループ化したものを置換文字列に呼び出すには「検索結果」を使います。

置換文字列には以下のように入力します。

 

$1年$2月$3日

 

検索結果の番号は検索文字列のグループ化したものの先頭からカウントされます。

上の例だと、年にあたる数字が検索結果1、月が検索結果2、日が検索結果3です。

検索結果は順番通りにする必要はありません。

例えば、日・年・月の順にする場合は以下のようになります。

 

$3日$1年$2月

 

…こんなこと普通はしませんね。

 

今日はミスロス事例で学ぶ、正規表現のお話でした。

 

それでは

あでぃおーす。

0PEOPLE