GⅢシルクロードS
営業部のおじさん 清水
下っ端営業 清水です。
今日は予定を変更して、低燃費タイヤの話。
数年前から耳にするこの言葉。文字通り燃費がよくなります。
タイヤで燃費をよくするにはどうすればいいか。
摩擦の少ない、よく転がるタイヤを作れば燃費はよくなる。
だけど、摩擦が少ないと止まらない。
ちゃんと曲がって、ちゃんと止まりながら
よく転がるタイヤの開発。
相対する性能をちゃんと両立させたのがこの「低燃費タイヤ」です。
しかし折角作っても
「ウチのタイヤは燃費がよくなります。(当社比)」
「ウチのタイヤは、よく転がって雨でも止まります(当社比)」
みたいな広告ばかりだと、信用されず普及もしません。
そこで普及を促進するため「JATMA(日本自動車タイヤ協会)」が等級制度を作り、タイヤの試験結果をもとに、等級を表示する制度を作りました。
これが「タイヤラベリング制度」といいます。
今までは共通の条件でタイヤ性能を評価する指標がなかったので、
各社「当社比」と表示していいことを書く広告ばかりでした。
この制度のおかげで、様々な会社のタイヤを比べるのが容易になったわけです。
ちなみこれは、試験結果で下記の等級が決まり
こういう表示をします。
転がり抵抗性能の等級がA以上で、
ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるタイヤが
「低燃費タイヤ」なります。
この表示を見ると「転がり抵抗AAAのタイヤがいいな」と
もしれませんが、転がり抵抗の等級が1つ上がっても
燃費が1%程度改善される程度です。
それよりもウェットグリップの等級を重視したほうが
安心して運転できると思います。
交通事故を避けるためには、1メートルでも早く止まることが
大事ですから。
これが一番だと思います。
今日はこのへんで、また明日。