錦糸町駅のモニュメント
営業部のおじさん 清水
下っ端営業 清水です。
引き続きタイヤの話です。
今日はセグメントについて。
タイヤにも車のようにセグメントがあります。
呼び方や分け方はいろいろありますが、大まかには
ハイグリップ・・・サーキット走行にも対応する、最大限の運動性能を持ったタイヤです。
全セグメントで最大のドライグリップ力がありますが、
快適性は低く寿命も短め
プレミアムスポーツ・・・各メーカーのフラッグシップが揃うセグメントです。
全セグメントでウェットグリップ、高速安定性が最も高い。
ターゲットはポルシェなどのハイパフォーマンスカーになります。
プレミアムコンフォート・・・日本独自に進化したセグメントで、静粛性など快適さに
特化しています。最近は運動性能を付加したモデルが増えてます。
ターゲットはクラウンなどの高級セダンになります。
以上の3つは各メーカーで一番価格が高いです。
私なんぞの車では、宝の持ち腐れになるので買わないセグメントですね(笑)
スポーツ・・・元々はハイグリップセグメントの下位になりますが、今は人気がなく
モデルサイクルも長くなっています。1990年代までは人気がありましたが
ターゲットのシルビアみたいな車がなくなってきているので、
先細りのセグメントですね。
コンフォート・・・プレミアムコンフォートの下位セグメントです。
各メーカーとも力を入れているのでラインナップも充実しています。
「スタンダードタイヤより快適性が欲しい」という時に。
スタンダード・・・価格と寿命を重視したセグメントです。最近は快適性が向上し、
日常の運転には不満はないと思います。
以上の3つが量販店によく売っているセグメントです。
昔はこのセグメントだけでしたが、ミニバンが人気になり
東洋タイヤが「専用タイヤ」を提唱し、ミニバン専用タイヤを発売してから
各社も追従。ミニバンタイヤのセグメントができるまでになりました。
ミニバン用プレミアムコンォート・・・ミニバンが売れ、細分化され、
高級ミニバンのセグメントができたのを受け、
それに対応するタイヤとしてできたセグメントです。
ミニバンに乗り、高い快適性と求めるユーザー向けです。
ミニバン用コンフォート・・・今どのメーカーも発売し、
充実したラインナップのセグメントです。
ミニバンは車高が高く、重心も高くなるため曲がるときに傾きが大きくなります。
タイヤにも外側と内側に求められる性能が違いがでてくるので、左右非対称が標準ですね。
ミニバンが売れ、スポーツタイプの車が売れなくなるに従い、
ラインナップも変化してきました。
明日は、セグメント毎に各メーカーのタイヤを紹介したいと思います。
今日はこのへんで、また明日。