き楽 新橋
営業部のおじさん 清水
下っ端営業 清水です。
タイヤ好きとか言いながら全然タイヤの話をしていないのに気付きました。
話しましょう、タイヤ。
春になったらタイヤを買い替える方の参考になればと思います。
今日はメーカーのお話。
おもに量販店で売っているメーカーは5~6社です。
世界シェア1位の巨大会社。日本でのシェアは圧倒的です。
世界8位、日本2位、今は3位かも。
いち早く低燃費タイヤに取り組んだ会社です。
世界6位、日本3位。
元々のダンロップ社はイギリスにありました。
1980年代に経営難になり、
事業ごとにバラバラになりました。
日本では、住友ゴム工業がダンロップブランドを使用して販売しています。
セグメントの同じタイヤが他社より安く売られており、今は国内シェア2位かも。
国内4位です。
ミニバン専用タイヤを最初に作った会社です。
新車装着率が高めです。
昔、オーツタイヤのブランドでした。
オーツタイヤは住友ゴム工業に吸収され、
ダンロップと同じく住友ゴム工業のブランドとして
販売されています。
世界シェア2位、フランスの会社です。
「ミシュランガイドブック」でも有名です。
ガンドブックは、元々自動車運転者用に作られたのが始まりですしね。
世界シェア3位 アメリカの会社です。
1999年から住友ゴム工業と提携していましたが、昨年提携を解消。
日本以外の「ダンロップ」タイヤはこの会社が作っています。
逆に提携中の「グッドイヤー」タイヤの日本販売品は、住友ゴム工業が
製造していました。(今売っているグッドイヤータイヤはちゃんとこの会社製造です)
コンチネンタルタイヤ。世界シェア4位、ドイツの会社です。
量販店ではほとんど見かけないです。
ドイツ及び欧州の自動車メーカーの
新車装着率1位です。
ピレリ。世界シェア5位、イタリアの会社です。
2015年に中国の国有化学大手、中国化工集団の傘下に入りました。
こちらも量販店ではほとんど見かけないです。
他にも、韓国、台湾、中国、インドネシアなどのタイヤが
最近はシェアを伸ばしています。安いですしね。
日本の会社は、快適性と燃費重視の傾向、
北米、欧州の会社は、運動性(安全性)と耐摩耗性重視の傾向です。
これは一回の移動距離が短い日本と、長い北米・欧州のタイヤに求める
基本性能の違いなんでしょうね。
「どのメーカーがいいタイヤ?」と聞かれることがあります。
国内メーカーなら「どこもいっしょ」です。
冷蔵庫などの家電といっしょで、メーカー毎にそんなに違いはありません。
性能の差は、メーカーではなくセグメントで決まります。
次回は、「タイヤのセグメント」についてです。
今日はこのへんで、また明日。