遺跡発掘調査報告書を毎年作成するほど遺跡って見つかるんだよね。

こんにちは。ウィザップ営業部 渡辺尚武(なおたけ)です。

日々、満腹になりすぎないよう腹八分目を気にしながら過ごしています。

 

いつも年度末2月~3月になると

調査報告書のお仕事を、たくさんいただきます。

 

ご依頼主が1年または数年かけて

まとめ上げた集大成です。

 

そんな中に、ときどき、

遺跡発掘調査報告書なるものがあります。

これは、遺跡マニア以外、

一般の方はほとんど目にすることはないと思います。

3.16.2

新津の古津八幡山遺跡。復元された竪穴住居が見えます。

ちょっとでも中身をお見せしたいところなのですが、

ごめんなさい。

報告書の中身はお見せできないのです。

 

なので、簡単に説明しますと、

土器など出土品の

その模様や形が忠実にトレスされていて、

誌面で見やすい縮尺率で掲載されています。

拓本で写し取られたと思われる

土器模様も印刷されています。

 

そして、その出土した場所も

測量データに基づいて、

俯瞰(ふかん)図面で掲載されていて、

どこからどの土器が出土したか分かりやすく示されています。

 

遺跡専門のトレス技術で描かれた見事な図面です。

そんな中身の本です。

 

ただ1つ、

このお仕事をいただくたびに

いつも疑問に思っていたことがありましたので、

そのことを解決すべくお客さまに聞いてみました。

 

Q:「毎年毎年、報告書を作成してますが、

そんなに遺跡ってみつかるもんなんですか?」

 

A:「ええ、道路建設や公共施設建設のために、

その土地を調査すると大体でてきますよ。

年間100か所は見つかりますよ。」

 

「え—! そんなに!」

 

想像以上の数にたまげました。

年間100ですよ。新潟県内で。

 

これでは、

報告書をたくさん作成しなければならないわけです。

 

でも、それよりも、

いま何気に歩いている足の下に、

もしかしたら遺跡が隠れているのではないかと思ってしまい、

空想しながら、

その時代へタイムスリップしたような気分になり、

しまいには、

息子と、こんな体験をしてみました。

 

石おのです(笑)

3.16.3

昨年の9月ごろ体験した石おのです。

 

でも本当に

いま私たちが普段歩いている土の下に

大昔の人たちの生活の跡が姿を隠しているかもしれませんよ。

 

1回でいいので、

発見したぞー!という気分を味わってみたいですね。

 

それでは。

 

 

 

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