メットガラ ドレスをまとった美術館(2016/アメリカ)

おこんばんわ、クロスメディア課の髙橋です。

 

 

本日4月13日は、アメリカはマンハッタンにある「メトロポリタン美術館」の設立から151周年という記念すべき日だそうです。

 

 

そんなわけで本日の投稿は、メトロポリタン美術館で毎年5月の第一月曜日に開催されるファッションの祭典「メットガラ」に密着したドキュメンタリーをご紹介します。

 

 

「メットガラ ドレスをまとった美術館」とは?

米ヴォーグ誌編集長アナ・ウィンター主催による、メトロポリタン美術館で毎年5月の第一月曜日に開催されるファッションの祭典「メットガラ」。

そんなファッション界最大級の祭典の2015年度開催に密着したドキュメンタリーが、「メットガラ ドレスをまとった美術館」になります。

 

 

あらすじ

ファッション界最大級のイベント「メットガラ」を追ったドキュメンタリー。米ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンター主催により、ニューヨークのメトロポリンタン美術館(MET)で毎年開催される「メットガラ」。1946年にスタートし、一流メゾンによるオートクチュールの数々、豪華セレブリティたちが集うガラパーティは、ファッション界のアカデミー賞と称されている。2015年のメットガラ開催に向けて8カ月にわたる準備、そしてガラ当日の模様を、アナ・ウィンター、企画展示を担当したキュレーターのアンドリュー・ボルトンの2人を中心に追っていく。

(引用元:映画.com)

 

 

予告動画

 

 

感想

私がファッション系のドキュメンタリーにハマるきっかけとなった大好きな大好きな作品です。

 

 

この作品を何で知ったのかは曖昧なんですけど(確かNAVERまとめで見たような気がする…)、初めて見たときの衝撃といったら…!

一目見て、私の一生のフェイバリットムービーの仲間入りを果たしました。

 

 

毎年テーマに沿って、展示品やパーティーに参加するセレブが身に纏う衣装が決められるのですが、もうそれが何とも豪華絢爛で!

こんな桃源郷みてーな祭典がアメリカで毎年あんのか!と、日本生まれ日本育ち海外経験はグアムのみの私は大層衝撃を受けたのでした。

 

 

展示品はメトロポリタン美術館に元々収蔵されているものと、テーマに沿って選び抜かれたファッションがコラボレーションして展示されるのですが、どっちの良さも殺さないように考えに考え抜かれた工夫が随所に施されており、キュレーターさんの努力に乾杯!せずにはいられないぐらい素晴らしいものに仕上がっております。

そしてチャリティーパーティーに参加するこれまた錚々たるセレブリティが身に纏うテーマに沿って各々が用意した衣装も、そのセレブの個性が大爆発していて展示品と同じぐらい素晴らしいものばかり!

「この人ならそういうの着そう」「どう発注したらそんなすげーもんができんだよ」って一つ一つつっこまずにはいられないぐらい、見てて飽きない衣装ばかりなので、ファッションが大好きな人には堪らん映画かと思います。

 

 

 

 

メットガラの歴史について書こうと思ったのですが、上手くまとめられる自信がないので下記のサイトよりどうぞ。

伝統のメットガラ。その歴史やレッドカーペッドのみどころ

 

 

 

 

他部門と比べると比較的若い部門な上に、「美術館にファッション部門などいらない!」という声が多数あるため、展示品を借りるのにも一苦労な様子が映画では映し出されていて、それだけの困難がありながらあの展示を実現させるって並大抵の努力じゃ無理だわと、キュレーターさんの存在がいかにすごいかを教えてくれるのもこの映画の良さの一つです。

しかも、このときは中国がテーマということもあってより展示方法に繊細さが問われていたというか。日本も含めたアジア諸国がそうですけど、ステレオタイプ(中国だったらチャイナ服とか、日本だったら侍とか)に扱うということはその国の現在の発展などを否定することにも繋がるので慎重さが必要になってきます。その点も、主催者であるアナ・ウィンターとキュレーターのアンドリュー・ボルトンが訪中した際に、現地の記者に劇中で指摘されていました。

そういうことを踏まえた上で、中国の昔と今をあのように表現できるって本当にすごいなと。生でぜひ見たかった•••。

 

 

あともう一つこの映画の見所は、主催者で米ヴォーグ誌編集長のアナ・ウィンターの癖の強さ!

 

 

ファッションを語る上でアナ・ウィンターの存在なくして語れないというほど、ファッション業界では圧倒的地位に位置する彼女。

映画「プラダを着た悪魔」で、メリル・ストリープが演じた鬼の編集長ミランダ・プリーストリーのモデルという話はあまりにも有名ですよね。

 

 

それだけの地位を持っているので、彼女に嫌われるとさぁ大変。

劇中でも描かれているんですけども、アナに「この人達は呼びたくない」と言われると、どんなセレブでもどんな有名ブランドだとしても、絶対に呼ばれることはありませんし、開催間近だとしてもキャスティングを急遽変更しなければいけません。

 

 

それだけに留まらず、アナが気に入らない・これはこうじゃないとダメだと言えば、パーティーの会場の構成も変えなければいけません。

 

 

一見するとワガママでめんどくさい人のように映るのですが、それだけ良いものを作ろう!というプロ魂がめちゃくちゃ強いことの裏返しでもあるんですね。まぁ、スタッフさんは右往左往せざるを得なくなるので大変だとは思いますが•••(笑)

 

 

そのアクの強さが更に堪能できるのが、米ヴォーグ誌に密着したドキュメンタリー「ファッションが教えてくれること」。

メットガラと合わせて見ると大変楽しめるかと思います。この作品の感想もいつか投稿したいですね。

あと、いろんなファッション系のドキュメンタリーにも必ずといっていいほど出てくるので、アナを探せ!的な感じで見るのもおもしろいかもしれません。逆に見つからないほうが難しいというぐらいには出てきますので。

 

 

 

 

やっぱり、リアーナとビヨンセは強いというのもこの映画は教えてくれます。

あの2人は絶対に呼びたいよね、どんなにギャラがかかっても。絶対盛り上がるもん•••。

 

 

 

 

ファッションが大好き、キュレーターさんの仕事が見たい、キラキラしたものが見たいなど、あらゆるニーズに応えてくれると思いますので、ぜひいろんな方に見ていただきたい作品です。

 

 

 

 

去年は新型コロナウイルスの影響で開催が中止されてしまいましたが、今年は開催時期をずらし2部構成で開催されるとのこと!

テーマは「アメリカン・ファッション」!

 

 

 

今年はどんなものが見られるのか楽しみ!

無事開催が実現しますように•••。

 

 

ちなみに、2019年開催のときの画像はこちらから見れます★

 

 

 

 

 

死ぬまでに1回はメトロポリタン美術館には行きたいですね。できればメットガラのときに!

あまりの美しさと素晴らしさに卒倒してしまうかもしれないですけど、そうなってみたい気持ちがある(笑)

 

 

 

 

コロナが早く治まって、東京の美術館に足を運びたいなー。

美しいものを見て心癒されたい•••。

 

 

 

 

そんなわけで、「メットガラ ドレスをまとった美術館」の紹介記事でした!

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

 

 

 

明日は健康診断です。

変なものが見つからないことを祈る•••。

 

 

 

 

それではおやすみなさい!

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