今日という日だからこそ、生理について考えよう。

おこんばんわ、クロスメディア課の髙橋です。

 

 

ひとまず、とあるブログ記事のリンクを貼っておきます。

理由は後ほど述べますが、先にお読みいただいても構いません。

 

 

 

 

 

本日3月11日は、東日本大震災発生から10年の日。

 

 

あの未曾有の災害から10年も経つということに驚きを隠せません。

 

 

当時、高校2年生だった私は実家の自室で寛いでいるところを、あの嫌に長い横揺れに見舞われました。

最初はただ無闇矢鱈長いだけのちょっとした地震ぐらいにしか思っていなかったのですが、テレビで東北の惨状を目の当たりにしたときのショックは今でもハッキリと覚えています。

 

 

私自身、2004年10月23日に発生した新潟県中越地震で被災した身です。

16年経った今でも、突き上げるような衝撃からの激しい揺れと、父が私と妹を庇うようにしながら廊下に連れ出して揺れが治まるのを待ったこと、強い余震が続くせいで家の中に戻れずしばらく車中で過ごしたこと、ライフラインが全て止まってしまい不自由な生活をしばらく強いられたことなどを、鮮明に思い出します。

 

 

16年経った災害ですら、被災した人間はこのように当時のことをありありと思い出せるのですから、10年経っていたとしてもあの時の恐怖や辛さが消えることはないと思います。

 

 

辛い記憶を無理に掘り起こす必要は、私はないと考えています。

ですが、あのときああいうことがあったという事実、地震に対する危機感や備えなどは、後世にずっと伝えていかなければなりません。

 

 

 

ここからタイトルと冒頭のブログ記事に繋がるのですが、みなさんは東日本大震災時、支援物資に含まれていた生理用品が「不謹慎だ」という理由で配布されなかったという話をご存知でしょうか?

 

私がその話題を目にしたのは、発生時から数年経ったあとのことですが、まさかそんなことが被災地で起きていたなんて露知らず、最初知った時は頭がクラクラしました。

 

ようは、「贅沢品だからいらん」ということで、年配の男性がはねつけたらしいのですが•••。

 

このコロナ禍でも、生理用品が大量の買い占めによりなかなか手に入らなくて苦労した方もいらっしゃるかと思います。

ましてや災害時なんて余計に手に入りにくい代物。手に入ったとしても、人によって本当に必要な枚数が手元に届くわけではありませんから、その過酷さは女性なら十分に分かるはず。

 

 

生理用品がないとどうなるか。

例えると、大きな傷口をなんの処置も施さず、不衛生な環境に長期間放置している状態になり、場合によっては感染症を引き起こし死に至ることもあります。

大袈裟でもなんでもなく。

 

 

そのような絶対なくてはならないものを、「贅沢品だから」という勘違いも甚だしい理由で配布されなかったということは、本当にあってはいけないことです。

 

 

なぜそのようなことが起きてしまったのか。

それは、男性陣の生理に対する知識不足から、ただその1点のみ。

 

その年配男性が正しい生理の知識を身につけていたのなら、そのような悲しいことは起こらなかったはずです。

 

 

そういった意味でも、冒頭で紹介したブログ記事を、ぜひとも読んでいただきたいのです。

震災について触れている記事ではありませんが、全く無関係ではなく寧ろ大ありなのです。

 

 

災害時は特に知識が必要になってきます。

あるのとないのとで、状況が全く変わります。

完膚無きまでに正しい知識を身につけることは不可能でも、知っておくぐらいのことはできるはず。

 

 

この災害大国・日本において、次また大きな災害が発生するか分かりません。現に、6強の地震がついこの間きたばかりです。

 

 

自分の知識不足により他人を無闇矢鱈に傷つけることがないように、私も精進していきたいです。

 

 

 

 

東日本大震災によって亡くなられた多くの方々に、追悼の意を表します。

そして、被災された多くの方々の心が癒されますように。

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