2022年見る映画(最新Ver)
セバス
おこんばんわ、クロスメディア課の髙橋です。
1月だけで劇場公開の映画を7本見たのに、2月に入ってからはまだ1本しか見ていないという、この極端な差はなんでしょう。
本来のスケジュールであれば、ザ・ファブルとピーター・ラビットの新作を見ていたはずなんですが、公開延期となっちゃったんですね~。
あー、早くコロナ治まんねーかなー。
本日は、好きな映画監督の一人、ソフィア・コッポラの2013年公開「The Bling Ring」について投稿したいと思います。
アメリカ合衆国ロサンゼルス・ハリウッドにて、ハリウッドセレブを狙ったティーンエイジャーによる実際の窃盗事件を題材に描かれた青春クライムドラマムービーです。
ハリウッドセレブが邸宅を構える高級住宅街カラバサス。セレブたちの華やかな生活にあこがれる少女ニッキーら5人組は、いたずら半分にセレブの豪邸をインターネットで調べ、空き巣を繰り返してブランド物を次々と盗み出していく。出来心ではじめた冒険だったが、やがて5人は後戻りのできないところまで足を踏み入れてしまう。
(引用元:映画.com)
なぜか映画.comのあらすじだと女子5人の物語なのかな?と勘違いしてしまいそうですが、実際の主人公はイズラエル・ブルサール演じる、冴えない転校生・マーク(メンズ)です。
役でもプライベートでも真面目なイメージのエマ・ワトソンが、本作で一転して超パリピでワルな役を演じたことから、彼女ばかりに焦点が当てられがちですが、本作の主人公はメンズです!!!(重要)
冴えない転校生のマークが、超パリピでオシャレなレベッカに出会ったことにより、見た目も中身も善悪の判断も変わっていくのですが、
なんというか、変化のスケールがデカすぎて何も共感ができない(笑)
「ハリウッドセレブの家に潜り込んで、服とか盗んじゃおうよ★」って、思うだけならまだしも実行してしまう謎の行動力に、
「アメリカのティーンエイジャーすげええええええ」ってびっくりすることしかできませんでした(笑)
まぁ確かに、レベッカのような子に出会ったら、なんとかして釣り合うような人間になりたいという気持ちになるのも分かる気がする…。
自己肯定感が低いと尚更、自分より高みにいる人間に認められたいという承認欲求が沸き起こってしまうんですよね~。
それで「いや、実は自分ってすげーやつだから」って勘違いしたいといいますか。
「周りの地味なやつらとはちげーから」って、他人を下げることによってなんとか自分の存在価値を見出そうとしてしまうという。
自己肯定感が低い人間には、刺さる部分がある映画なのかなーと今思いました。
だからといって、さすがに犯罪に手を染めたりはしないけど…。
あと何がすごいって、ハリウッドセレブのセキュリティー意識の無さ!!!!
あまりにも想像以上にガバガバすぎて、お金持ってるならそこにめちゃくちゃ金かけて~!って何回も思いました。
実際に被害に遭ったパリス・ヒルトンがロケ地として自宅を提供しているのですが、「そういうところ!!!!」とつっこまざるを得ないという(笑)
心が寛大なんだか何も考えていないんだか、そういった部分でのスケールのデカさにも、開いた口が塞がりませんでしたね。
あ、記録映像での出演ではありますが、リンジー・ローハン、当時夫婦だったオーランド・ブルームとミランダ―・カーも出てます。
しかし、とんでもねーセレブんとこに侵入していたんですね、彼らは…。
逆にあんだけガバガバだと怖くないんかな…。
私なら、「え、余裕すぎて逆に怖い!」って、家の中に入る前からビビる自信がありすぎる。そして自分んちにUターンしますわ…。
その度胸を違うところで活かしたい。
そしてソフィア・コッポラ作品といえば、音楽とファッションとインテリアが最高!という。
どこを切り取っても最高の場面しかないので、物語に感情移入できずとも、ビジュアル面で大いに元が取れます。
(それゆえ、ファッション映画と揶揄されることもあるのですが…。でも私は好きだよ…)
画面がキラキラしていると、それだけで元気が出てきますよね~。
一応、犯罪ものなんですけどね~。
とまぁ、意外と語りだすとこの作品止まらないんですよね。でもこの辺にしときます。
キラキラした映画が好き~!って人にはおススメなので、ぜひ見てみてください。
それにしても、洋画見てるとかなりの確率でみんながっつり脇見運転してるんですけど、物語に集中できなくなるから前をちゃんと見ててほしい…。
脇見とかのレベルを超えてるんですよね…。事故るから前見て前を。
それでは!