大分県のLGBT啓発漫画を読みましたという話

おつかれさまです。年度始まり一発目のマルメ朝礼当番でしたシャモトです。

 

 

ちょっと話題の系統的に新年度感ゼロで言うか迷ったんですが、今回は大分県が制作した人権啓発マンガ冊子・「りんごの色~LGBTを知っていますか?~」についての話をしました。

作品のPDFがリンク先にて配布されているので、気になった方はそちらをダウンロードなさってください。50Pくらいなのですぐに読めます。

 

 

作品のあらすじとしては、主人公のかすみが、友達である奈々から告白されたことをきっかけにLGBTについて向き合う…といった話です。

 

 

物語が進むと、主人公が「LGBTについて知ってもらいたい・理解してもらいたい」という思いから文化祭でそれについての演劇をしようと提案します。啓発漫画によくある話の流れではあります。

 

 

ですが、この漫画ではただそういう行動をおこして理解を得る、というとんとん拍子にうまくいくような展開ではありませんでした。

大人から反対されて劇は許可されなくなってしまう、というなんともリアルにありそうな障害が立ちはだかるのです。

 

 

かすみはそこで一計を案じるのですが、、、という展開で話は結びに近づいていきます。詳しい内容は読んでいただくのが一番です。(そもそもまともな説明してませんが)

 

 

作画がハケン品格で知られる平田京子先生なので、単純に啓発漫画としてもクオリティが高いんです。

そこに加え、作中ででてくるLGBTへのなぞらえ方がなんとも秀逸で、なるほどと思わされる作品でした。

 

 

LGBTという単語が世に浸透して久しいですが、県がこうした話題についてきちんと取り上げて、啓発漫画にまでするというのは昔と比べたらすごく進歩した話なんだろうなと思います。良い時代になりつつあると思いたいです。

色々な形はあるけどだれも悪いことはしてないし根底に違いはないんですよね

0PEOPLE