良いお肉をいただくという話
シャモト
おつかれさまです。どんなホラーでも視覚的な情報がなければ平気平気!!と調子こいて自滅しているシャモトです。
少し前から芦花公園先生のホラー小説にハマっています。
芦花公園先生は『カクヨム』で沢山のホラー小説を投稿されている方です。たまたまTwitterで回ってきたのを読んでみたら、も〜文字だけなのに怖すぎて!!
夜中にリビングで過ごすのすらめちゃめちゃ苦痛になるという経験をしました……。
どれも『めちゃめちゃ嫌な怖さが溢れてるのにページをスクロールする手が止まらない』という凶悪な作品ばかりです。なんというか全体的にじっとりとした雰囲気が漂っているんですよね。
作品によっては『民俗学ホラー』というジャンルで専門的な知識が織り交ぜてあるため、ホラー描写以外の情報量が多いです。ですが、冗長であったり複雑であったり……ということがなくとても読みやすいです。だからこそ、気づくと物語の中に没入しすぎてしまいめちゃめちゃ怖くなるのですが!
ただ、女性が超嫌〜〜〜な目に遭う描写が多いのでそのへんが嫌いな人は読むのが苦痛かもしれません。でも全部の作品が不快なだけでは終わるわけではないので……!人によってはスッキリする描写も結構あります。
去年『ほねがらみ』という作品が大バズし、その頃からもう界隈では人気の作家さんだったそうです。その頃に存在を知れなかったのがめっちゃ悔しい……!今年の4月に『ほねがらみ』が書籍化され、5月には新作『異端の祝祭』が出版されました。
こちらの2作品はカクヨムだと途中までしか読めないので、続きが気になりすぎて紙の本を買いました!小説を買ったのは久しぶりです。
どちらもなかなか近くの本屋さんでは買えなかったので、結局万代の方のTSUTAYAまで行くことになりましたが( ˇωˇ )
中身は凶悪なホラーなのに表紙はそこまで怖くないのがありがたい。
どちらも民俗学ホラーなので妙にそっちの知識が身につきます笑
『ほねがらみ』は手記やインタビューの文字起こしが織り交ぜられていて、『これ全部ほんとにあったことなんじゃないの?』と錯覚してしまうのがめちゃめちゃ嫌でした(褒め言葉)。実際、作品連載当時のSNSでは『実話なんじゃないか』と噂されるほどだったとか……!
『異端の祝祭』のほうはドキュメンタリー要素はなく、完全に創作ホラーです。過去作品のキャラクターやその要素が混ざってくるので、他の作品を読んでから手をつけるのをオススメします。
こっちもこっちでなんかもう救いようがない描写にぶち当たる度『も〜〜〜!!!』と唸ることしか出来ませんでした。文字だけなのに不気味なシーンのおぞましさが手に取るように想像できて気分めちゃ悪でした(褒め言葉)。
とにかくどっぷりと恐怖に浸かりたい方はこれ以上ないほど満足出来ますので、気になった方はぜひカクヨムの方から作品を読んでみてください!
作品同士うっすら繋がりがあることもあるので、古い方から読んでいったほうが楽しめますよ。