ペンギン・ハイウェイを観ましたという話

お疲れ様です。遅めの夏休みを頂いたシャモトです。

 

 

今日はせっかくの平日休みなんだし、ということで前々から絶対みたい!と思っていた映画『ペンギン・ハイウェイ』を観てきました。久しぶりのtジョイです。

 

 

上映時間まで近辺をぶらついていたのですが、やはり平日な分、どこに行っても人が少なくてかなり快適でした(笑)ふだんはどの什器も人が多くて見づらいLOFTも、今日はかなりガラガラでめちゃくちゃスムーズにうろちょろ出来ました。

 

 

肝心の本編については、とりあえず

  • ペンギンがぺちぺち動くのがめちゃくちゃ癒される
  • お姉さん(cv蒼井優)が素敵
  • 思っていたよりも神秘的な話で心に残る

という3点に尽きます。以下、観てない方には死ぬほど不親切な感想です。

 

 

観る前に1番楽しみにしていたのはわらわらと出てくるらしいペンギンたちの作画でした。で、これがもう思っていた以上に画面にみっしり…というペンギン率!!しかも一羽一羽の動きがいちいち可愛らしい!おなかのタプタプ感最高です。

 

 

終始出てくるというわけではないんですが、終盤の方とかもうもちもちしたペンギンたちがすごい勢いで出てくるので可愛さの暴力…という感じでした。

 

 

2点目のお姉さんについて、こちらはTwitterで『あんなお姉さんぜったい恋してしまう!』という感想を目にしたので「ほーん?」と思いつつ鑑賞していたのですがマジでした

 

 

この手のアニメ映画は概して芸能人を声優起用するものであり、結構な確率でその演技自体が微妙な出来だったりします(個人の感想)。

 

 

でもこの作品では、飄々として掴みどころがなくてお茶目な『お姉さん』というキャラクターに、蒼井優さんのちょっと気だるげな、それでいて優しい声がばっちりベストマッチしていて、これは恋しちゃうな…!と思わずにはいられませんでした。主人公のアオヤマくんと一緒に、心地よく翻弄されちゃう感じのキャラに仕上がってます。

これは普通に萌え系で人気な女性声優を起用したのでは出せない雰囲気ではないかと。年上のお姉さんという概念に対してのリアルさがある…。

 

 

ストーリー自体に関してこちらではネタバレはしません。ただ、とりあえずいいたいのは単純な『ひと夏の不思議な冒険』みたいな話では無かった…!ということです。

 

基本的には、物語はアオヤマくんのお姉さんへの淡い(下心混じりの)恋心と、ペンギンの謎や不思議な物体の正体を解明しようとするところに主軸が置かれています。この辺はほんと、小学生のキラキラした特別な夏休みって感じがすごく伝わってきます。

 

 

そこにプラスして、自然の理に触れるようなシーン・セリフが要所要所に入ってきて、しかも絵柄に似合わず時折ショッキングで、それが妙に心に残るような作品でした。

 

 

あと、アオヤマくんがお姉さんの顔の造形とそれに対する自分の気持ちについて独白するシーンがすごく共感できるというか、自分に照らし合わせて考えてみたときに『それだ!』と思わされる内容でした。なんというか、作家さんの考えることは素敵だなぁと。

 

 

 

夏の終わりの切なさだけでなく、それとともに訪れる別のものの終わりの切なさを感じさせるお話でした。あえてこの時期に観てよかったです。

うだうだ断片的に語りましたが、難しいこと考えずとも単純に物語としてすごく面白かったので、まだ観てない方にはSF(すこしふしぎ)な夏のお話をぜひ堪能してほしいです。

観てよかった!

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