念願のオクト
おとぎゃわ
どうもです。
学生の頃はデザイン専攻していましたが、アイデアを考えるのがとっっっても苦手でした。
よく教授からもあなたはまじめなんでしょうね、かたく考えてると言われた覚えがあります。
私は現実的に考えてしまうので、比較的自由に考えていい課題でもなかなかいいアイデアがでませんでした。ネットで調べても、とにかく数を出せ!!とかマインドマップを作ろう!とかそんな感じばかり。そもそも方法というよりも考え方が堅いのが悩みですし、いいアイデアが何なのかもわかっていませんでした。
たとえばカレー関係の食品PRを考えるとして、
まじめにまじめに考えてる私はきっと現実的な試食関係に結びつくかと思います。思考がガッチガチです。
間違っても「インド象でパレードする」という案は出てこなかったと思います。
この考え方の違いは何でしょうか?
学校ではアイデアを考える課題もありました。
お題は「円」でした。
200個くらいだしてこーーーーいって課題だったので必死でした。目に入るものすべてに気を張っていました。
色々考えすぎて「そもそも円とは…」とどんどん深みまで行きました。
しかも最終的に作品にしなければなりませんでした。
円形でないものを円形にしたらどうなるのか、
円形でないものが円であることに意味があったらいいのではないか…
こんなに案を出してるのになぜ全てピンと来ないのかわかりませんでした。
でも他の人が出したいいアイデアはいいものってわかるんですよね。いざ自分が考えると全然ダメで、悩みどころでした。
数をいっぱい出したのにも関わらず、この課題では納得いくアイデアが出なかったです。
しばらくして教授に
なぜ、自分を苦しめるアイデアを出すの?自分でやるんだから楽しくやれるアイデアを出そうよ。
こんなことを言われました。
確かにそんな当たり前のことを見落としていました…。
じゃあ自分の好きなものに寄せていく事にしよう!と私は切り替えました。
それでも現実的なガチガチ思考はまだ抜けませんでした。欲が入っただけです。
今思うとただの暴君ですね笑
楽しくやろうと言う気持ちは生まれましたが、何か勘違いをしていて肝心のガチガチ頭は残ったまま4年生になりました。
アイデアの生み出し方に悩みながらむかえた4年生のはじめにハッカソンに参加してみました。
簡単に説明すると新潟をよくするアイデアを出し、そのサービス等を考えてできるとこまで知らない人たちと作り上げるイベントです。
そのイベントの中で私よりも大人な人たちが、現実的ではないアイデアを次々と出していたことが衝撃的でした。
○○を壊すとか、悪いところをピックアップとかネガキャンになりそうなことまで様々でした。実際にやったら多分問題だらけでしょう。
でも、すごい楽しそうだったんです。わくわくしていました。
こんなことを行き着くとこまでまじめに考えている状況の中に一緒にいて思いました。
こんなことでもいいんだな…
もちろんバカにはしていません。現実的なガチガチ頭の私が気づいたのです。
くだらなければくだらないほど周りに喰いつかれます。
楽しくやれるアイデアっていうのは自分だけじゃなくて周りも楽しくなる。
教授の言っていた事の本当の意味は多分こういう事なんだと私は感じました。
そしてそれがいいアイデアなんだと思います。周りも自分もモチベーションも全然違います。
ウィザップの「一緒にワクワクしよう!」にも通ずる考えです。
ふっきれたようで、なんとなく前よりも軽い気持ちで考えるようになりました。
たとえば、便利な学生向けのバスの時刻表がみれば、一刻も早く帰りたい!!というタイトルのバスの時刻表アプリがあったらデザインも面白そうとか思ったり、
「見えないものを見える化する」というテーマで「今日の晩御飯何でもいいけど実は何が食べたいかを診断するテスト」とかいうものを考えました。
後者は先生に一本取られたと言ってもらいましたよ!頭の堅いと言われていた私が!!
吹っ切れたからといって、もちろんすぐにこれいい!というモチベーション急上昇なアイデアは出てきません。何日もずっと考えて出てきます。だいたいひらめくのはお風呂中でした。
早くたどり着く為にはもっと視野を広げないといけませんね。
そんなこんなで迷走&模索した学生時代でしたが、これからも考えながら過ごしたいです。
あと自分に自信をつけたいです笑