100周年と50周年
まっさん
今から37年前ってことは1985年、和暦では昭和60年になります。
8月12日、日本航空ジャンボ機墜落事故が起きました。
乗員乗客520人が亡くなり、生存者はわずか4人でした。
単独機の航空事故による死亡者数は世界最多ということです。
もちろん当時は連日トップニュースとして伝えられましたが、いつの間にか事故当日に行なわれる慰霊登山しかニュースにならなくなりました。
日本航空全社員約1万4千人のうち事故当時から在籍しているのは284人、わずか2%だそうです。
その284人のなかにも話を聞いただけという人がいると考えると、事故の教訓をいかに次世代に伝えていくかが大きな問題だと感じているといいます。
ウチの愚息も交通・運輸関係の仕事に就いていますが、新入社員研修の時に慰霊登山をしてきたと言っていました。
どれほどのことをどんな風に感じたのかわかりませんが、関係各社にとっては大切な社員教育となることでしょう。
年齢が上がるにつれ、何事につけ「伝える」っていうことをよく考えるようになりました。
聞かされる方にとっては何のことかわからないことだったり、右から左へ聞き流してしまうことかもしれませんが、話す・伝えることを諦めてしまってはいけないと感じています。
それが年長者の勤めだと思っています。
1970年代アメリカのプログレバンド、KANSASです。
原題は「Carry on Wayward Son」ですが、邦題はなぜか「伝承」となっています。
1976年のシングル・ヒットです。