宇宙旅行ってどうなん？

先日日本人初の宇宙旅行者が誕生しました。

旅行っていうぐらいなんで、あっちへ行って美味しいもの食べたり、こっちへ行って素晴らしい景色を楽しんだり、温泉に入って家の風呂では伸ばせない足を思う存分伸ばしたり、夜は酒を飲んで騒いだりしているのかと思ったら、宇宙ステーションの一角に吊るされた寝袋に入って寝ているそうで、とても優雅な時間を過ごしている感じは無いですね。

なんて、その費用が１００億円なんてことを聞いたら世間知らずのひねくれもんになるしかありません。

まぁ地球の丸さや青さを肉眼で見ることができるんですからそれは素晴らしいことで、今までは長期にわたる訓練を受けた限られた人間しか行くことができなかったところへ民間人でも行くことができるということが周知されたわけですから、宇宙へ行くことがより現実的になったことは間違いありません。

ところで「彼」よりも前、今から31年前の1990年に宇宙へ行った日本人民間人を覚えて(知って)いますか。

ＴＢＳの記者であった秋山豊寛です。

彼のインタビュー記事が朝刊に載っていました。

彼は約１年間の宇宙飛行士訓練を受け、９日間の宇宙滞在を経験しました。

「ただの観光旅行にしか見えない。格差社会の象徴だ」

「宇宙も娯楽の仲間入りしたんだな」

「宇宙船の打ち上げは二酸化炭素(CO2)を大量に出し、燃料に有害物質も使われている」

「商業利用が、環境問題を重視する今の世論に合うのか」

「地球の資源を一部の人の楽しみに使うことは、多くの人の共感を得られない」

「宇宙に行くことが金持ちのステータスの象徴になっては残念」

2021年12月19日(日)朝刊(共同通信のインタビュー)より

と批判的な意見が載っていました。

ただ、自身の「その後」の生き方を顧みて「彼」が宇宙から戻ってきてからどんな生き方をするのか興味があるとも述べています。

ELO(Electric Light Orchestra)と同時期にアルバムジャケットなどで宇宙を感じさせてくれたBOSTONですね。

トム・ショルツのプロジェクトとも言われてます。

宇宙旅行と言えるのかわかりませんが、オジサンは青くて丸い地球を見てみたいです。