鳥取方式®という芝生化
まっさん
先日録画していた「山口百恵ラストコンサートat武道館」を観ました。
1980年10月5日のことだそうです。
懐古趣味だと言われるかもしれませんが、ただただ「スゴイ!」としか言いようがありません。
まず、もちろん当たり前のことなんですが一人のステージなんです。
司会がいるわけでもなく、ゲストが登場するわけでもなく、ひと時も休まず歌い続け途中衣装替えのためにステージを離れる時もありますが、とにかく歌っています。
時々顔のアップが映りますが、けっこう汗をかいているんですけどそれを拭うでもなく、歌っています。
当時のことですから、カラオケじゃなくて生バンドです。
そして、モニターの返しはあるんでしょうがイヤホンなどで伴奏を聴いてるわけじゃないです。
それでも音程の安定した歌唱力は昨今のアイドルとは一線を画すものがあります。
あと、下世話な話になりますが、金かかってるなぁって思いますよね。
さっきも言いましたけど、生バンドですよ。
バンドって言ったって4人や5人のロックバンドじゃないですからね。管楽器も入ったフルバンドにストリングスも付いてます。
ざっと見積もっても30人はいるでしょうか。
それだけの人たちがリハーサルを重ねて本番当日があるわけですから、半端な額じゃないはずです。
いやぁ時間が経つにつれ「これで終わるんだ」ということが思い出されて、だんだん感傷的になってしまいます。
曲の間のMCの端々にもファンへ向けての感謝の気持ちが表れてきます。
「いい日旅立ち」「曼珠沙華」「秋桜」もうクライマックスですね。
セットリストなんか見なくてもわかります。
そしてラストの「さよならの向こう側」、泣くなというのは無理です。
さすがに当時の動画はアップされてないので、音だけでも。
歌い終わってステージの左右そして正面に深々と頭を下げた後、あのマイクをステージに置くというパフォーマンスがあります。
機会がありましたら、是非映像を観ていただきたいです。
いやぁ、今日は良い日だ。