左足がツライ
まっさん
昨日の祝日は「勤労感謝の日」でした。
この日を迎えると思いだすことがあります。
30年前、厳密に言うと30年プラスアルファだと思うんですが、その辺の記憶があいまいで…
まだ結婚する前、初めて自分のクルマを持った時のことです。
当時でもチョット珍しかったマニュアル車を購入したら、仲間が「運転させろ」って言うもんで、仲間二人と勤労感謝の日の休みを使って一泊ドライブに出かけることになりました。
行先は仲間お薦めの「新高湯」に決まりました。
山形県の山奥にある一軒宿です。
急峻な山道の先にあるため、途中の駐車場に車を泊めて宿の四駆に迎えに来てもらうような宿でした。
今はとてもきれいになっているようですが、当時は夕食に頼んだ米沢牛のすき焼き鍋の割り下が片方に寄っちゃうような部屋でしたが、さすが「日本の秘湯を守る会」の宿だけのことはありました。
露天風呂からの眺めはまさに絶景、断然お勧めです。
景色はもちろん、運が良ければカモシカが見られるなんて宿の方に聞いていた端から「あ、いた!」なんて感じで興奮してしまいました。
さんざん飲んで恋バナして、夜更けになって「風呂行こうぜ」ってことでタオル片手に玄関先の露天風呂に行きました。
意外と湯舟が小さくて三人一緒に入れずワーワー騒いで、結局あぶれたオジサンが脇に置いてある大木をくりぬいた湯船に一人で入るために縁をまたごうと大股を拡げた時、うしろにいた二人が声にならない声を上げ、ふと前方を見ると…
なんとオジサンの目の前2メートルくらいのところにこっちを見ているカモシカが一頭。
驚いたのなんのって、声も出せずに大股拡げたまんま固まってしまいました。
仲間ってイイよなぁって感じた夜のお話でした。
まぁ「カモシカを見た」っていう人は大勢いるでしょうけど、「カモシカに見られた」っていう人はオジサンくらいでしょうね。