「人非人」と呼ばれた日

15年前の今日、中越地震がありました。

15年前の今日、オジサンは飲み会がありました。

グラッと来たときは、まだ家を出る前でした。

けっこう揺れましたが、暫くすると落ち着いたように感じたので、飲み会に出かけました。

5人ほどの飲み会でしたが、なんと一人を除いて集まりました。

「なんか地震のせいか店がすいてていいなぁ」とか言って飲んでました。

店の人に「ちょっとガスが使えなくて…」とか言われても

「いいですよー」なんて言って、飲み呆けていました。

余震が来ても

「あれっ？オレ飲みすぎたかな、なんかふらふらする」

とか言ったりして…。

家族を捨てた「人非人」の出来上がりです。

言われましたねぇ、

「地震の日に家族をほっぽって飲みに出かけた人でなし」って。

なので、飲み会に来なかった一人はその後「聖人」扱いでした。

もうあれから15年経ったんですね。

今でもその時のメンバーで酒席を囲むと、その時の話になることがあります。

「良く集まったなぁ」

「さすがＫさん(来なかった一人)だよなぁ」

「どうしようもねぇな、俺たち」

取り返しのつかない数ある失態のうちの一つです。

まぁ、たぶん時間が戻ったとしてもまた飲み会に参加してるでしょうね。

そんなオジサンです。

The J. Geils Band 2年前にギターの J. Geils が亡くなってバンド活動に幕を下ろしました。

オジサンは70年代の彼らが好きです。