スマホで切り抜ける時代
ヒグッチー
こんにちは、【新潟市の印刷・WEB・企画のなんでも屋】ウィザップDTP部のヒグチです。
日々の愚痴を綴るブログ「グチブロ」にようこそ。
F山次長がグチブロの爆弾処理をしてくれました!
…って爆弾?
ちょっと!あのブログは爆弾でもなんでもありませんです(笑)!
ヒグチは弊社の右派分子でも何でもありません…(泣)
あれは一般論を語っているのであって、弊社のことを言っているわけでも、これから行く研修を否定しているわけでもないっす。まあ、読み返すとあの文脈では誤解されても仕方ないかとちと反省です…。
ヒグチがあのブログで真に問いたかったのは
「仕事ができる人」→「実務を離れて管理職になる」
という日本の一般的な出世パターンが、会社にとって本当に有益なのかということです。
スポーツの例え話ばかりで恐縮ですが(苦笑)
「名選手、名監督に非らず」という格言のように、優れた選手が優れた監督・指導者になるとは限らないということ。また、現役時代に頭脳派としてならした選手や、的確なコメントで知られる解説者が、いざ監督になったら意外と結果を残せていない、なんて現実をよく目の当たりにします。
そして思うのです。
現役時代の実績や知識は、指導者としての能力とはイコールではないと。
選手(社員)をまとめあげ、モチベーションを上げ、結果を引き出す能力は別物なのだろうと。
超極端な話をすれば、ノーベル賞受賞者が子供にとっても有望な先生であるかと言うと必ずしもそうではないよね、ってことです。「教える」「団体をまとめる」という点においては、そこらの学校の先生やスポーツ少年団のベテラン監督の方が上かもしれないって話です。
しかし、現実も分かります。
そもそも指導者(管理職)としての能力なんて目に見えるものではありません。
それこそ、やらせて見なければ分かりません。
だったら、実務をよく理解している人、実績を残しているエースにやらせるのが一番外れるリスクが少ないからだろうと。社員側にしても、実績のある人の方が素直に従いやすいでしょうし。その実績を残してきたやり方を他の社員にも伝播し、エース級の後進を何人も育ててもらうことこそが会社の願いだろうと。
また、肉体系の現場ではいつまでも若い頃の身体で仕事を続けるのは無理でしょうし、移り変わりの早い現場では最新技術を吸収するのは若い人の方が早いということもあるかもしれません。
…でも、それで他人の2倍3倍の質・量の仕事をこなしてきた社員を実務から離してマネジメントに専念させた結果、管理職の能力としてはイマイチだったなら…それは会社・社員双方にとって大きな損失になるのでは?
例えば「私はこの実務でのエキスパートを目指す!」と思った人が、その道一筋のスキルや考慮され、それに応じて管理職に負けない待遇を得られるようになったり…
あるいは逆に「私は実務での能力は3番手、4番手かもしれないけど、この経験を管理職として生かしたい」「後進を育てたい」と思った人がマネジメントの道を歩めたり…
そういった選択肢があった方が、会社と社員両者にとって有益なのではと思ったりするのです。
現状、実務一本でやりたい人は独立したり、同じ待遇で細々と続けるしかありませんからね…。
…と、ここまで書くと
「ヒグチ、管理職なんてイヤなんだろう」
「管理職研修に行きたくないんだろう」
と思われても仕方ない。
ああ、そういうんじゃないんです…。
ヒグチにも迷いがあるんですよ。
「実務をもっとやりたい」って気持ちと「マネジメントの方がもしかしたら合っているのではないか」という気持ちと。
だから研修に行くこと自体はやぶさかではないのですよ。
ただ、実務とマネジメントという話だと必ず上るのが「プレイングマネージャー(選手兼監督)(管理職こなしつつ実務)って道もあるよ」という悪魔の囁き。
それが一番怖いんです。
そういう中途半端な役割、2つの仕事を同時にこなすってことの方が、ヒグチにとって最も苦手なパターン。どっち付かずになって、両方失敗するってパターンだと自認しているのです。
しかし、弊社に限らず、課長や係長クラスの管理職って「プレイングマネージャー」がほとんどですからね…。
そんな現状をもっとドラスティックに変えていけたらな…
なんて思うのはおこがましいでしょうか?
んで、そんな現状を変えるには出世して偉くなるしかないという現実!OMG!