ジューンブライドの時期ですが…
ヒグッチー
こんにちは、【新潟市の印刷・WEB・企画のなんでも屋】ウィザップDTP部のヒグチです。
日々の愚痴を綴るブログ「グチブロ」にようこそ。
今日のちょっとモヤっとしたツイート。
箱根駅伝とか五輪とか観てて思うのは、スポーツ観戦で感動するにはサイドストーリーが必要だということ。この選手はどこどこの出身で、去年は怪我で苦しんで、最近子供が生まれて…みたいな情報が多ければ多いほどプレーに心動く。勝ちだけでなく、負けにも心が動く。
— えとみほ (@etomiho) 2018年2月12日
日本人てこういうヒューマンストーリー好きですよね。
それは否定しませんし、ヒグチもスポーツノンフィクション系の本は昔から大好物でしたから。
初心者に対していきなりその競技の技術的な視点、マニアックな部分を語るよりも、選手のサイドストーリーを紹介した方がとっつきやすいのは分かります。日テレ系アナウンサーがよくやる、箱根駅伝や巨人戦中継での小ネタ情報満載の実況がそれです。
ただ、「選手のサイドストーリー」ばかりで、スポーツの本質(技術論、戦術論、勝敗のポイント…)を教えてくれる報道が端に追いやられるのは、その競技の強化において大いに問題だと思うのです。
選手個々のファンが増えるのはいいことですが、ではその選手が引退したらどうなるのか。
その選手の「何が、どうすごいのか」を語れずに、「その選手は苦労してきたから…」「怪我を克服したから…」といった視点でしか語れないのは選手にも失礼ではないでしょうか。
技術論をおざなりにした結果が、根性論・精神論が蔓延する今の日本のスポーツ界を形作っているとも言えます。
「頑張ったね」「すごいね」「感動したね」で終わりではなく、視聴者や一般の人のスポーツを見る目を養い、競技そのもののファンを増やすような伝え方をしていって欲しいなと思います。