2016.7.9 vs湘南
ヒグッチー
2017.11.26 Jリーグ第33節@IAIスタジアム日本平
清水 2-3 新潟
前半(0-2)の体たらくは今季ワーストの部類(「今季ワースト」って何度も言ってる気もしますが…)。
「降格決定後の消化試合」というエクスキューズがあったとしてもあまりにひどかったです。
そんな試合を後半だけでひっくり返しての3連勝なのですが、ちょっと前後半の変わりぶりについて説明がつきません(苦笑)。
新潟が大きく何かを変えたわけではありませんし。
前半飛ばしすぎた清水の足が終盤パタリと止まってしまったのは確かですが…。
ここ数試合好調の新潟と、7試合勝ちなしで残留争い真っ只中というプレッシャーのかかった清水との「勢いの差」で片付けるのは簡単なんですがね。
ただ、この好調さから「来季また一からチームを作り直すよりも、このまま呂比須監督続投で!」という声もありますが、ちょっとそれには素直に賛同できかねないと思っています。
理由は守備組織など、チーム戦術の構築が相変わらず未整備なこと。
それを補っているのが前線の河田と小川なのですが、そんな彼らの起用に至った経緯(タンキの出場停止、富山の怪我、ガリャの規律違反…)から偶然の産物にしか思えませんし、彼らの動き自体も戦術的な落とし込みの成果というより、2人の個のセンスといった側面が大きいように感じられるからです。
この清水戦も前節・甲府戦も勝つには勝ちましたが、チーム戦術の徹底という点では大きく見劣りした点は否めません。
また、この2試合のように相手チームからスカウティングされ、対策を練られると打開策を見つけられず、試合中での修正力や交代策という点でも呂比須さんの手腕には疑問符。
もっとも、新監督候補が当初噂のあった元日本代表主将だったなら「ちょっと待て!それなら呂比須さんで」と思うところでしたが、日報にも報じられた鈴木政一さんなら、その点は期待できそうですから。
兎にも角にも、来週が今季2017シーズンの最終節です。
ここまで来たら最後も勝って、4連勝でシーズンを締めくくろうじゃありませんか。
手応えと同時に「新潟手強し」という印象をJ2クラブに見せつけましょう。
何より最下位脱出もかかっていますからね。
相手は現在3位、来季のACL出場も決めているC大阪。
ここ数試合の相手のような中位・下位のチームではありません。
現在の好調ぶりが相手によるものなのかどうなのか、試すには絶好の相手です。