お通夜のような日曜夜
ヒグッチー
まだJ1の灯は消えず。
2017.10.29 Jリーグ第31節@デンカビッグスワンスタジアム
新潟 1-0 鳥栖
2週間前。
降格まったなしの状況から、アウェー2連戦を乗り越えてホームに帰って来てくれるだけでいいと思っていた自分。
対戦相手を考えれば、その2連戦を切り抜けたことすら奇跡的なことでしたから。
そのミッションをクリアしたクラブに望むことは、ビッグスワンで勝ってくれること。
5ヶ月ぶりのホーム勝利をあげること。
それだけでもう十分でした。
勝ったとしても、残留を争う甲府・広島・大宮のうち1クラブでも勝てば新潟の降格が決定。
甲府にいたっては引き分けでもOUTという絶望的な状況。
勝って降格が決まるなら本望。
そんな覚悟で臨んだこの試合。
魂が見えるような熱い試合を選手たちは見せてくれました。
ここ数試合、とても降格危機に瀕するチームのそれではありません。
そして、望み通り新潟は勝ち。
勝利の笛の2時間後に、対象3クラブが全て敗れるという報。
またしても繋がったわずかな可能性。
「ホームで看取る」なんて言っていた不届き者はどこのどいつだ。
だってですよ。
「最後まで可能性がある限り諦めるな」
「奇跡は信じないと起きない」
なんて簡単に言いますが…
開幕から7ヶ月でわずか2勝(6分20敗)だったチームが、降格王手の崖っぷちな状況から2勝1分に盛り返すなんて誰が想像できます?
それでも依然、絶望的な状況には変わりなし。
残り3試合を新潟が全勝し、甲府が3連敗、かつ大宮と広島も星を落とし続けるという、奇跡の状況の綱渡りを乗り越えたうえに甲府との得失点差「19」を逆転するという難攻不落のミッション。
ただ、神様は粋な演出をしてくれます。
次節が新潟と甲府の直接対決。
その試合で7-0、8-0といった大差で勝利すれば、難攻不落と思われた得失点差は一気に縮まります。
米粒ほどの可能性が、現実的な希望に変わります。
ここまで来たら、「奇跡」ってやつを信じてみますか?
次節は代表戦のために間が空いて3週間後。
11/18(土) 14:00 ビッグスワンでヴァンフォーレ甲府と直接対決です。