2017.7.13 vs川崎
ヒグッチー
2017.7.30 Jリーグ第19節@味の素スタジアム
FC東京 1-1 新潟
3週間の中断明け。
いよいよ残留に向けた運命の後半戦のスタートです。
中断期間中に補強したDF大武とMF磯村がスタメンに名を連ねますが、最注目のFWタンキが移籍に関する書類が間に合わずに登録できないというまさかの事態。さらにFW山崎も怪我で、1トップには平松が入りました。
是が非でも欲しかった先制点を、前半早々にセットプレーから奪います。
その後は押し込まれる展開が続くも、GK守田の活躍でかろうじてしのぎ、時折カウンターからチャンスを作るなどして前半終了。
内容的には前節の浦和戦と同じ流れ。
ここで逆転負けするようなら今までと何も変わってないってことになりますが、結果は後半に追いつかれてのドロー。変わった点と変わっていない点が混在するような形でした。
変わった点はもろにそのままですが、新加入の大武、磯村の活躍。
安易な言葉なんですが2人とも安定しているんですよ。
派手さがないポジションなので当然ですが、やるべきことをきっちりやっている。
それがどれだけ有り難いことか…。
そしてGK守田の復調。
新潟に加入した当初のようなドッシリとした安定感が戻っていました。
そこからくるビッグセーブ連発でこの日のMOM的存在。
守田は元々、川口や西川のような「動」のタイプではなく、川島、楢崎のような「静」のタイプのGKだと思っています。それが不調の頃は出来もしないプレーを頻発させて安定感や自信、信頼を失っていたのですが、この日は「動かない」ことで相手を止める以前のようなプレーが蘇っていました。
この活躍が今日だけでないことを祈るばかり…。
変わっていないのは選手たちの連動性や組織の問題。
相手のWBがシステム上、新潟のSHとSBの間、浮いたポジションを取って来るのですが、どちらがつくのかが最後まで曖昧なままでしたし、ボランチにロメロが入るとバイタルが空いちゃう問題もそのまま。
ロメロは球際の強さや前への推進力は魅力なのですが、この致命的なポジショニングの部分を改善しないとかなり危ういです。磯村とは原くんやマサルを組ませてやりたい(小泉は今日の右サイドバックのプレーを見ていても厳しい。前へ出て行くときは効いたプレーが出来るんですが…)。
また1トップとして起用された平松も残念の一言。
タンキ、山崎不在の状況で、天皇杯ではいいプレーを見せていただけに、絶好のアピールの機会だったのですが、前線で全く効果的な動き出しができず。ポストで受ける、サイドに流れて引き出す、どれか一つでもまともにやったかい?よくHTに交代させられなかったなという出来でした。
そんな中でもドローに持ち込めたのは、選手個々の頑張りが大きかったということでしょう。
堀米の最後のブロックとかね…。
とにもかくにも連敗は止まった。
流れは変わった。
それを信じて、次節タンキが爆発してくれることを願いましょう。