下書きのまま放置されていた記事

こんにちは、【新潟市の印刷・WEB・企画のなんでも屋】ウィザップ制作部のヒグチです。

日々の愚痴を綴るブログ「グチブロ」にようこそ。

 

 

 

 

 

1年以上前の書きかけのブログの下書きを見つけたのですが…。

まったく記憶になく、内容も中途半端なのに、どんな結末にしたかったのかも思い出せません。

 

怖いなあ、怖いなあ。

 

 

でも、ちょうどいい埋め草なのでとりあえず、そのまま載せておくね(ハート)。

 

 

 

 

 

デザイナーアキコ(女・アラフォー)と若手営業カズマサ(男・20代)の場合

 

チョコレート、スナック菓子、キャンディ…

Macの前に並べられた色とりどりのお菓子を前に、自嘲気味にアキコは言った。

「忙しいとおやつの量が増えちゃうんだよね」

 

 

同様に仕事の山もMacの横に積まれていた。

女性ながらに負けん気が強く、男勝りな彼女。仕事においてもそれは変わらない。

そんな敏腕デザイナーの元には毎日のように仕事が運ばれてくる。

しかしその山に配慮してか、いつしか仕事と同時にお菓子の差し入れを持ってくることも営業部員たちのルーティンになっていた。

 

 

仕事の合間。

彼女の手はそのお菓子に伸びる。

 

 

「そんなに食べたら太るよ」

部長がゆるふわパーマをなびかせて、後ろから彼女に忠告する。

 

 

「食べなきゃやってらんないんすよ」

振り返りもせず、Macの画面を見つめながらアキコは言い放った。

 

 

部長は苦笑を浮かべると「お先に」とだけ言い残し、フロアを出て行った。

 

 

 

いつの間にかアキコの頭上の蛍光灯以外、フロアの灯りは消えていた。

「今日も最後か…」

その灯りを見上げながら、ぼんやりとつぶやく。

 

 

 

「アラフォー女子がアフター5に脇目もふらず、毎日毎日残業ですか」

暗がりの中から現れたのは若手営業部員のカズマサ。

 

「次『アラフォー』って言ってみ。アンタの仕事のデータ消すよ」

「す、すいません!それだけは…」

 

おどおどした言葉とは裏腹に、アキコの隣の椅子に遠慮もなく腰をおろす。

「なに?暇なの?邪魔するならアッチ行って」

「そんな冷たいこと言わないでくださいよ~」

椅子を揺らしながら遠藤はおどけた表情を見せるが、アキコは一瞥をくれることもない。

キーボードとマウスを動かしながら会話を続ける。

 

「アキコ先輩、知ってました?今日プレミアムフライデーですよ」

「知ったちゃこっちゃないよ」

「…まだ仕事終わらないんすか?」

「誰の仕事のせいだと思ってんの?」

「それを言われると…」

 

返す言葉がなくなったカズマサは所作なさげに目の前のお菓子に手を伸ばす。

 

「そういうあんたこそ。遊び盛りの兄ちゃんが華金の夜にいつまでこんなとこにいるのよ」

「華金て…古っ」

「はい、消去」

「ああああ、すんません!」

「…ったく」

 

言葉とは裏腹に、アキコの表情に笑みが浮かんだのをカズマサは見逃さなかった。

アキコの方に向き直り、拳を膝に置くと問いかけた。

 

「アキコ先輩、メシ行きません?」

「は?」

 

さっきまでのおどけた雰囲気はどこへやら、あまりに真剣なカズマサの表情にアキコも思わずマウスを動かす手を止めてしまった。

 

「え…営業の若手女子でも誘えばいいじゃん」

「ダメっす」

「何がダメなのさ?」

「アキコさんとがいいんです」

「なに?私の残業の責任感じてんの?」

「いや、そういうんじゃなくてですね」

「てか、残業まだ終わんないし」

「待ってます」

「何時に終わるかわかんないよ」

「何時まででも待ってます」

「………」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

下書きはここで終わっていました。

 

うーーむ…何を書きたかったのでしょうか、自分。

どなたか続きを考えてください。

 

 

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