2016.9.3 vs関西学院大(天皇杯)
ヒグッチー
いよいよ2月25日、2017Jリーグ開幕です!
いよいよ明日#Jリーグ開幕🔥
今季シャーレを掲げるのは、
どのクラブか。#Jリーグhttps://t.co/KOTYfH8EPP pic.twitter.com/KtCrRB8Vgx— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) February 24, 2017
今年はとてつもなく重要なシーズンになります。
「開幕前は毎年そんなこと言っているでしょ?」
と突っ込まれそうですが、違います。
本当に本当に今年の結果は重要なのです。
今後のリーグ全体の趨勢を左右するといっても過言ではないくらいに。
何故かと言うと…
これまで1億円だった優勝賞金が3億円に増額。
(2位は1億2000万円、3位は6000万円)
また賞金とは別に上位4クラブには理念強化配分金というものが支給されます。
これが重要です。
その額、優勝クラブはなんと15億円!
1年目に10億円、2年目には4億円…と3年に分けて支払われるとのことです。
(ちなみに2位は7億、3位は3.5億、4位1.8億円…との噂)
さらに順位に関係無く所属カテゴリー毎に各クラブ均等に支給される均等配分金も増額。
J1はこれまで1.8億だったのが3.5億円。
ちなみにJ2は1.5億円、J3は3,000万円。
つまり、今年の優勝クラブは賞金、理念強化配分金、均等配分金等を合わせて3年総額ですが
J1クラブの年間予算の平均が約30億、J2が10億と言われていますから、いかにこの額が飛び抜けているかが分かるでしょう。
この原資は、いわゆるDAZNマネーです。
これまでJリーグの優先放映権は衛星放送の「スカパー」が握っていました。
それが今年からイギリスのパフォームグループという企業が運営する「DAZN」に変わりました。動画配信サービスを手がける会社です。
明日、2017 Jリーグがついに開幕❗️
開幕戦の勝利を納め、スタートダッシュをかけるのはどのチームか?
今シーズンを占う大事な一戦を見逃すな!J1、J2、J3全リーグ戦を https://t.co/u4BaoHt81Q が配信。#Jリーグカウントダウン pic.twitter.com/XuWhwvKliS
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) February 24, 2017
注目すべきはその契約額。
スカパーは1年50億円と言われていたので、約4倍です。
その巨額の放映権料を得たことで、大幅な賞金・分配金アップが実現できたのです。
つまり、今年優勝もしくは上位進出できたクラブはその賞金でますます強くなり、逆に降格なんてしようものなら一気に差を付けられてしまうことになるのです。
Jリーグは世界的にみて上位と下位クラブの貧富の差、戦力の差が少ないリーグだと言われています。
優勝を狙うクラブが降格圏に沈むクラブにコロッと負けたり、名門・強豪と言われるクラブがまさかのJ2降格なんてことも珍しくありません。
欧州トップリーグのように、上位2、3クラブが飛び抜けて強いといったことはなく、第三者から見れば、どこが勝つか、どこが優勝するか全く分からないスリリングなリーグです。
国内だけで完結するスポーツならそれでいいでしょう。
エンターテイメントとしては最高です。
しかしサッカーの場合は戦いの場が、国内だけにとどまりません。
上位進出クラブには翌年のアジアチャンピオンズリーグへの出場枠が与えられます。
アジア、そして世界と戦うことを念頭に置いた資金なのです。
アジアでは近年、中国クラブがチャイナマネーを活用した爆買で、各国代表クラスの超大物外国人選手を買い漁り大きな脅威となっています。さらに韓国クラブの勝負強さも健在。
この両国に対してJリーグの各クラブは遅れをとり、近年は優勝はおろか上位進出もままならない現状なのです。
その現状を打破しようと、DAZNマネーをもとに、大幅な賞金増額となった今年のJリーグ。
もしかしたら、今年の優勝クラブがJリーグにはこれまでいなかった「ビッグクラブ」になり得るかもしれない。
そう…
そのとてつもなく重要な2017Jリーグ。
よりによって今週から3月いっぱい土曜日も仕事です!
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