ホーム開幕戦のはずが…
ヒグッチー
2016.10.22 J1 2nd第15節@デンカビッグスワンスタジアム
新潟 1-2 浦和
https://www.youtube.com/watch?v=f-p8Y9NVIVw
代表のW杯予選による中断明け。
J1残留を賭けた今季ラスト3戦です。
対する浦和は勝てば他会場次第ですがステージ優勝が決まります。
サポが大挙として詰めかけ、NHKでの全国放送もある注目の一戦でした。
新潟は攻撃時は4-4-2ですが、守備時は成岡、小泉が1列ずつ下がる5-4-1。
ワイドを使った攻撃に特徴のある浦和を見据えた5バック、専守防衛的な布陣で望みます。
「出来るだけ長い時間0-0で…」というゲームプランは前半10分を持たずに瓦解します。
裏へのロングパス1本から興梠に抜け出され先制ゴールを献上。
特に序盤は後ろに人数はいるものの、パスの出し手にプレスをかけられないため、浦和の守備ラインから高精度のロングボールがバカスカ入り、裏への抜け出しにDFが対応できない形も散見。
徐々にアジャストはしていきましたが、松原あたりは最後まで厳しかったですね(1本PK取られてもおかしくない形もありましたし)。
新潟にとってラッキーだったのは、浦和の右サイドが不安定だったこと。
特にDF森脇がふわふわしていて、同点ゴールも森脇のミスパスをラファがかっさらった形から。
その後も中盤で奪ってのショートカウンターからチャンスになりかけるシーンを作り、悪くない雰囲気で前半を終えます。
「このまま森脇のサイドを狙えば、退場もしくはいい形を作れるぞ…」と踏んでいたところ、あっさりハーフタイムで替えられてしまいました。
後半は両チーム修正してきたこともあり一転して、均衡した展開に。
勝ち点1でも悪くない結果なだけに、ベンチもその意図で動いていたようですが、アディショナルタイム直前の失点という結末を迎えます。
序盤から無尽蔵なスタミナで走り回っていたレオや小泉もガス欠を起こす状況だったので、選手は責められないですけど…あまりに痛い失点でした。
浦和戦はいつもこうです。
いい試合をしても、最後には持って行かれる。
相性うんぬんで済ませたくないですが、お祓いしてもいいレベルの分の悪さです。
(リーグ戦ではJ1在籍の13年でわずか1勝ですから…)
甲府が勝ったため、これで年間15位に転落。
勝ち点で名古屋と並び、かろうじて得失点差で上にいるという状況です。
名古屋は下位との試合を残すのに対し、新潟はガンバ、広島が相手ですから状況は非常に厳しい。
ただ、監督交代後の2試合でチーム状況は確実に上向いています。
ガンバ、広島も今季は圧倒的な強さがあるわけではありません。
下を向くな、戦え新潟。