天皇杯準々決勝のカードが決定
ヒグッチー
2016.7.23 J1 2nd第5節@NACK5スタジアム大宮
大宮 1-2 新潟
https://www.youtube.com/watch?v=JHBhDa5qVDk
喉から手が出るほど欲しかった勝ち点3をようやくゲットだぜ!
(言ってみました)
前節は同点に追いついた直後のPKを失敗して流れを掴みそこねて4連敗。
しかし、今節は同点直後にすぐさま逆転弾を叩き込んで試合をひっくり返しました。
スタメンは前節から両サイドバックを入れ替え、左に前野、右に小泉を起用。
そしてFWは1トップに成岡さん。山崎は左サイドに回してきました。
その成岡さんの動き出しの良さで前線の流れが非常にスムーズ。
現状の吉田サッカーではFWに成岡さんか端山がいないと回らない。
そう改めて確信させられましたよ。
得点に特化したストライカーや、ポストプレーヤーよりも、中盤との細かなパス回しに参加しつつ、スペースメークや守備のスイッチャーもこなし、そして裏への抜け出しにも対応できる選手。浦和の興梠みたいなタイプじゃないでしょうか。
今の新潟でそれができるのは成岡であり端山、そして達也くらいのもの。
ただね…こういう結果を残している選手を翌週にはあっさりスタメンから外したりするから吉田監督は怖い。
そして…両サイドバックの入れ替えは正直疑問。
小泉は対面の泉沢対策ということを考えれば仕事は完遂したと言えます。
ただ、何度も言っていますが攻撃への関与ではまだまだ不満。
今日の後半のように、小泉の前に伊藤ユータがいて「ユータ行って来い」という状況なら許せるんですが。
左の前野は繋ぎの部分ではコルテース以上の円滑さを見せますが、時折見せるミスや守備の軽さがどうしても目立ってしまって…。
攻め上がってもマテウスの守備に四苦八苦してるようでは「おいおい…」と思います。
ポジティブな評価はもちろん野津田。
スタメンとなった川崎戦から3試合連続でゴール、アシストに絡み、この日は決勝ゴール。
もちろんゴールは素晴らしいのですが、驚きはその走行距離。
これまでは「走るマサル」に「ゴールに絡む野津田」という極端な思い込みがあったんですが、この日の野津田の走行距離は脅威の14.14km(Jリーグトラッキングデータより)。
マサルの独壇場だったJリーグ走行距離ランキングで2位の数値をたたき出したのです。
とりあえず走る選手は評価する新潟サポですので、野津田はサポのハートをガッチリ掴んだと言っていいでしょう。
得意のミドルはもちろん、左へ大きく展開するサイドチェンジでも何度もチャンスを生み出していましたし、いよいよチームにフィットしてきたなという印象。
…なんですが、その野津田と武蔵が間もなくリオ五輪のバックアップメンバーとしてチームを抜けるということで…本人にとってもアルビにとっても大きな痛手。
ようやくアルビで結果を出し始めたところなのに、正規の出場メンバーとしてならまだしも、出れるかどうかも分からないバックアップメンバーとしてリオに行かざるを得ないんですから。
どうにかならんもんか(苦笑)。