2016.5.14 vs浦和

【Albirex Match Review】

2016.5.14 J1 1st第12節@埼玉スタジアム2002

浦和 0-0 新潟

https://www.youtube.com/watch?v=CznMpUvZoYk

 

2006年7月にスワンで勝って以来10年間、リーグ戦では19戦勝てていない首位レッズとの対戦

特にアウェイでの成績が0勝2分16敗という絶望的な数字なのですが、この日が最も勝利に近かったと思える内容でした。

 

 

 

珍しく前節と同じスタメンとなりましたが、形が少し違いました。

増田・大野・マイケルで中央を固めて、MF小泉を右サイドバック気味に、FW平松が右サイドハーフ、そして山崎1トップの5-4-1。

吉田体制になって初の5バックです。

 

浦和は攻撃時1トップ2シャドーに加えてWBも前線に張る5トップ気味の布陣が特徴。

そこに応対する形だと思います。

(選手・監督の意識では4-4-2だったようなのですが、守備時は明らかに5バックでしたね)

 

ヤンツーさん時代にも、浦和や広島に対してはミラーゲームで5バック(3バック)にする形はありましたが、そのときはマンツーマンで対応するため、結局は浦和のギャップを作る動きに振り回されていた印象なんですが、今年はゾーンのため、そこまで組織的な穴を作られることは少なかったです。

 

それでも前半はラインが下がりすぎたせいもあり、危ない形を何度か作られ、前半19分には見事に真ん中を崩されPK献上。

このプレーは仕方ないけど、大野のPK献上癖はちょっと多すぎる…。

 

このPKが決まっていたら、プラン破綻でひどいゲームになっていたことでしょうが、これを守田がビッグセーブ!

 

このプレーで流れが大きく変わりましたね。

 

後半は特に中盤も下がりすぎることなく、レオが浦和のキーマン柏木に目を光らせ、山崎、平松も前線からのプレスで相手の初動を遅らせることが出来ていました。

 

レオがすごいのはもちろんなんですが、この日も小泉は凄かったです。

守備時は右サイドバックとして最終ラインまで下がっているのに、攻撃時は頻繁に前線に顔を出すのですから。

松原が戻ってきて、ボランチをレオ&小泉で固定できたら、もっと上を目指せるはず。

 

 

何度かあったカウンターのチャンスを冷静に決め切れていれば、埼スタ初勝利も夢でなかった内容なんですが、あそこまで守備に、ボールキープに走り回っていればFWを批判はできないか…。

 

 

次節の対戦カードは浦和に代わって首位に立った川崎

開幕前の練習試合で1-8、ナビスコで0-5とこれまた爆発力のある攻撃が持ち味の相手だけに、吉田監督がどう出てくるのか楽しみでもあり、不安でもあり…

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