【アルビブログ】早くも来季に向けたニュースが
ヒグッチー
こんにちは、ウィザップDTP部のヒグチです。
アルビの観客減問題。
2005年が最多で1試合平均40,115人。
それが昨年は21,936人。
ほぼ半減です。
4万人当時、集客の大きな肝になっていたのが「招待券」いわゆる「タダ券」でした。
あの頃は「タダでもいいから一度スタジアムに足を運んでもらおう」「満員にしよう」という目的で、大部分をタダ券による観衆が占めていました。
大きなスポンサーによるバックアップを持たないアルビとしては、「お金を払って観に来てくれる」お客さんを増やしたい。
そこから徐々に招待券を減らしていった結果が…この状態であります。
観客数は半減しましたが、有料入場者数自体は今の方が多いようです。
半減しているのに、有料入場者数が増えてるって、どんだけタダ券配っていたんだよ…って話ですが(苦笑)。
「金を払ってでも見たい」という人が増えたというのは一定の功績ではあると思います。
では、「満員にしたいなら以前のように招待券をばら撒けばいいじゃないか」という話にもなりますが、それではクラブとしての発展はありません。
また2013年11月23日ベガルタ仙台戦に、J1昇格10年を記念したイベントに併せて、4万人のスタジアムを復活させようと一大集客作戦を実行したことがありました。
ですが、その試合の観衆は32,425人。
おそらく、当時と同じように招待券を配布しただけでは4万人には到達しないと思います。
何がここまで変わったのか。
昨日のグチブロで触れたように、J1に長年居続けることで新鮮味や昇格・タイトルといった刺激がなくなったこともあるでしょう。
(この経営規模で13年もJ1に居続けるのは、それだけで賞賛されることなんですけどね…)
また10年というのは観客のライフスタイルの変化を呼ぶには十分な期間です。
こういった要素は多分にあると思います。
ヒグチの観戦仲間も結婚後に一気に足が遠のきましたし…。
特に主要なターゲットであるサッカー少年は、小学校中学年くらいから土日は練習と試合で埋まります。子供だけでなく親もその送迎などに付き合う必要があるため、サッカーに興味のあるこの層がごっそりと観戦できなくなってしまいます。
親に連れられてビッグスワンに来て、サッカーに興味を持った子供たちが、サッカーに熱中することでアルビから足が遠のくという皮肉な現象。
そうした、一度足が遠のいた人々が再びビッグスワンに戻ってきてくれるのか。
新規顧客を引き付ける魅力を発信できるのか。
クラブの正念場ともいえる状況です。
続く