HAC -15-

こんにちは、ウィザップDTP部のヒグチです。

ヒグチ・アルビレックス・クロニクル「HAC」第15話です。

 

 

前回はこちら

 

 

 

反町体制になって過去2年の順位が4位、3位。

2003年、J1昇格はもはや夢ではなく、現実的な目標になっていました。

 

クラブもそれに向け、ある大物選手の獲得に成功します。

フランスW杯にも出場した元日本代表MF山口素弘

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山口素弘(アルビレックス新潟11年史より)

ボランチとしてチームの舵取り役となることはもちろん、精神的支柱としての役割も期待されての加入でしたが、見事にその期待に応えていきます。

 

順調に白星を重ね、24節から首位をキープしたまま第4クール(4回戦総当たりリーグの4順目)に突入したのです。

 

 

ちなみにヒグチはこの年、夜間のデザイン専門学校に進学。

昼間は編集プロダクションでバイト、夜は学校、そして週末は課題に追われる日々

自堕落な大学生活から一変してのハードな毎日で、めっきり観戦数が減ってしまいました…。

昇格をかけた大事な1年だったのですが、8試合ほどしか観れなかったはずです。

 

 

リーグ終盤。

昇格のプレッシャーからかアルビはアウェーで勝てなくなります

勝ったり負けたりの繰り返し。

 

残り2試合となった第43節。

勝てば昇格決定となるアビスパ福岡とのアウェーゲームを落とし、首位から陥落してしまいます。

 

その結果、サンフレッチェ広島が首位浮上と共にJ1昇格の1枠を確定。

残りの1枠をかけて、リーグ最終節を戦うこととなりました。

 

しかし、不思議と負ける気はしませんでした。

なぜなら最終節の舞台がビッグスワンだったからです。

 

ヒグチもこの一戦だけは何があっても見逃せないと東京から帰郷し、友人たちとEスタンド2層目自由席に陣取りました。

 

 

2003年11月23日、運命の日。

 

 

続く

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