こんにちは、ウィザップDTP部のヒグチです。
ヒグチ・アルビレックス・クロニクル「HAC」第14話です。
こんにちは、ウィザップDTP部のヒグチです。
ヒグチ・アルビレックス・クロニクル「HAC」第14話です。
W杯フィーバーの2002年。
アルビはそのオフシーズンに前年21得点、J2得点ランク3位だったエース黒崎が大宮に、鈴木慎吾もJ1昇格の京都に移籍します。
活躍した選手がすぐさま資金力のあるクラブに引き抜かれる草刈り場は、この年からでしょうか…。
しかしすぐさま新たなエースが加入します。
ブラジル人FWマルクス。
この年19得点、翌2003年は32得点を挙げ、2年連続でJ2得点王になる、まさにエースストライカーでした。
176cmとそれほど上背はありませんが得点パターンが豊富で、テクニックにも優れ、チャンスメーカーとしての役割にも長けた万能型選手でした。
その他に船越優蔵、安英学、丸山良明、宮沢克行、三田光ら翌年のJ1昇格に大きく貢献することになる選手たちが加入した年でもありました。
その中の1人、右サイドバックの三田はこの年の4月に、アテネ五輪を目指すU-21日本代表に選出されます。U-21とはいえ、アルビ所属選手初の代表選出となりました。
開幕当初こそもたつくものの、クラブ記録となる8連勝を達成するなど波に乗り、第34節についに首位に躍り出ます。
しかし、シーズン終盤。J1昇格というプレッシャーからか、白星から遠ざかります。
大分トリニータが抜け出し、J1への残り1枠をかけるライバルとなったのは、日本代表の森島 、西澤、韓国代表の尹晶煥、そしてU-21代表のホープ大久保嘉人を擁するセレッソ大阪でした。
ちなみにヒグチは上京以後、お正月の高校サッカー決勝を友人と観戦するのが恒例行事でした。そして2001年の決勝で国見高校に在籍し、全国制覇を成し遂げる大久保の勇姿も観戦していました…。
リーグ残り2戦。
11月16日第43節アウェー長居スタジアムで昇格をかけたセレッソとの直接対決。
その大久保嘉人のゴールなど0-3で完敗し、J1への扉は再び閉ざされました。
続く