感情で書く
ヒグッチー
こんにちは、【新潟市の印刷・WEB・企画のなんでも屋】ウィザップ制作部のヒグチです。
日々の愚痴を綴るブログ「グチブロ」にようこそ。
絶賛、繁忙期中の制作部。
にも関わらず、今週ヒグチは東京研修のために1日不在日(21日)があります。
こんな忙しい時期に申し訳ないっす。
普段は買わないのですが、今月&来月の研修時くらいはお土産でも買って帰りましょうかね…。
そんな今日の目を疑ったツイート。
新国立競技場に込められたメッセージ——建築家・隈研吾さん https://t.co/u0nssXv9Z7
「ぼくがいつも意図していることは『なるべく建物の高さを低くしたい』『地元の自然素材を使いたい』という2点。」
新国立もなるべく低く出来るように計算したらしいから、観客席もペタンコになるわな。— 森のクマッチング(ぽっけ風) (@peerchaky) 2019年2月18日
来年の東京五輪のメインスタジアムとなる新国立競技場について、建築家の方のコメント。
「なるべく建物の高さを低くしたい」
新国立では、やり直し前に75メートルだった建物の高さを、緻密な構造計算を重ねたことで、49メートルまで下げることができた。その時、『よし、これで行ける』とぼくの中でも、確信が湧き上がりました
nippon.com「新国立競技場に込められたメッセージ」より
…。
……。
建物の高さを低くするということは、客席の傾斜が緩くなるということ。
傾斜が緩いということは単純に考えて後ろの客席はピッチから遠くなるということ。
そして、客席の高さがないということはピッチを上から、俯瞰で見ることができなくなるということ。
それを悪い意味で体現してしまったのが2002年日韓W杯決勝戦のスタジアム、横浜国際総合競技場(現:日産スタジアム)。
その横国(よここく)がサッカーファンからなんて酷評されているか知っていますか?
「横酷(よここく)」ですよ。
ヒグチも何度か横国で観戦したことがありますが、1階席の前列にでも行こうものなら本当に見にくい。
反対側のピッチでの出来事なんてまず分かりません。
(なんか「ワー」「キャー」やってるなあ、というレベル)
反面、ビッグスワンは陸上トラック付きのスタジアムにも関わらず、結構傾斜が急なので見やすさには定評があります。
スタジアムにおける客席の傾斜って本当に大事!
確かに街中に突如、デカくて高い建物が現れたら圧迫感を感じるかもしれません。
バリアフリー化を謳うなら、傾斜が急な客席は高齢者や子供、身体の不自由な方には優しくない建物かもしれません。
でもですよ…
スタジアムにおける一番重要な点は
「プレーしやすい」「見やすい」
ってことではないのでしょうか。
まあ、今更何を言ってもどうしようもありません。
それに、プロの建築家さんの仕事なんだから、素人が伺い知れない重要な意図があるのでしょう。
もしかして、いざ完成して座ってみたら「すごく見やすい!」なんて可能性が無きにしも非ず。
奇跡よおきろ!
今さら「国立のスタンドの角度が緩すぎる」と仰っている方は、ザハ案批判の根拠の一つが「高すぎて神宮外苑の景観に馴染まない」だったことをお忘れか。そもそも「目立たないように低く作る」ことが隅さんの狙いなのだから、外周を広く角度を緩くしないと収容人員も確保できないわけで…。
— 党首(球技ライター大島) (@augustoparty) 2019年2月18日
一つ言えるのは隈研吾さんの新国立競技場は、まさに「平成末期の日本」を象徴するプロセスで創作され、時代を体現したフォルムとして完成しそうだということ。好き嫌いは人それぞれだし、評価は歴史の中で定まるのだろうが、五十年後の日本人はアレを見れば平成末期の日本を的確に理解できると思う。
— 党首(球技ライター大島) (@augustoparty) 2019年2月18日