HAC -8-

こんにちは、ウィザップDTP部のヒグチです。

ヒグチ・アルビレックス・クロニクル「HAC」第8話です。

 

 

前回はこちら

 

 

1998年フランスW杯開催の年。

アルビレックスも戦いの舞台をJFL(Japan Football League)に移します。

 

ちなみにこの頃のチームでよく覚えているのは、マイケルという中国系アメリカ人選手。

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アルビレックス新潟11年史より

 

最初は助っ人がアメリカ人?という感じでしたが、テクニックあり、運動量あり、ここぞの場面での決定力もある選手でした。

北信越リーグの頃からアルビの中盤に君臨し、クラブのJFL初ゴールがこの人。

そしてヒグチも生観戦していたJFL初勝利、4月19日JFL第4節ソニー仙台戦@市陸での決勝ゴールもマイケルでした。

 

 

最初で最後(翌年からJ2がスタートするため)のJFLは12勝18敗、16チーム中11位でシーズンを終えます。

 

ただ、この年、リーグ戦よりも記憶に残っているのが7月に行われたプレシーズンマッチ。

ヴェルディ川崎を市陸に迎えた一戦でした。

 

Jリーグ開幕時のような強さは失いつつあるとはいえ、メンバーには北澤、前園、ラモス、柱谷哲、高木琢…そしてカズら錚々たる顔ぶれが並んでいました。

 

憧れだったヴェルディが新潟で、アルビと戦う。

前年までは北信越リーグでアマチュアクラブと戦っていたことを思えば、信じられないようなマッチメイクでした。

 

試合はアルビが2点先行するという思わぬ展開から、終了間際に追いつかれて、最終スコアは2-2。

 

アルビがヴェルディと引き分け!?

 

もちろんプレシーズンマッチで、ヴェルディが本気ではなかったとはいえ(カズ・ラモスは欠場)、ヒグチ少年にしたら驚愕の事態でした。

 

ちなみにですが、この年の11月、大学の推薦入試で上京したついでにラモスの引退試合@柏を観に行きました。

ヒグチにとっては、このときがヴェルディとの決別だったような気がします。

ヴェルディではなく、これからはアルビを応援するというね。

 

 

アルビはこの年、天皇杯でも浦和レッズと対戦し、1-4で敗れます。

しかしこれらJリーグ勢との戦いを通して、雲の上の存在だったJリーグがすぐ側まで来ていることを実感させられたのです。

 

そして翌年、Jリーグ2部制が本格スタート。

アルビはJ2に参戦するのです。

 

 

続く

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